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【フリラ】DJ-P114R|アルインコ特小レピーターを自宅に設置してみた

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こんにちは、傳兵衛です。

今回は、アルインコ株式会社の特定小電力無線中継器(レピーター)DJ-P114R を自宅に設置してみたので、そのセットアップ方法と使用して感じたことをレポートします。
セットアップは、同社の特定小電力トランシーバー DJ-P240 を使い、「リモコンモード」で行いました。

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はじめに

今回購入した アルインコ DJ-P114R は、特定小電力無線中継器(リピーター)の機能だけでなく、トランシーバーとしても使用できます。

本体右側には、防水ジャック式スピーカーマイク(EMS-62)などのオプションを接続することが可能です。

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更に、ACアダプター EDC-122 が付属品として同梱されており、5mの電源延長ケーブルも付属しています。

トランシーバーの基地局としての運用にも向いています。

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中継器(リピーター)以外の通話モードは以下の通りです。

・相互通話
・半複信中継子機
・デュアルオペレーション
・最適チャンネルサーチ

大変多機能な通話モードを備えた DJ-P114R ですが、今回は中継器(リピーター)としての機能のみをレポートします。

上記通信モードについては、アルインコ株式会社のホームページを参照してください。リンクは、こちらから

 

 

セットアップ(リモコンモード)

中継器(リピーター)を使うためには、中継器に各項目(チャンネル、グループトークなど)を設定した後、トランシーバー側にも同じ内容の設定を行い、中継器を利用することが可能になります。

今回ご紹介する「リモコンモード」によるセットアップは、使用する設定項目の内容を先にトランシーバー側で設定し、その内容を中継器に転送して間違いなく設定する、というものです。

うっかりミスの防止になると思います。ぜひご活用ください。

 

 

項目の設定

 

リモコンモードで起動する

まず、トランシーバー(今回はDJ-P240を使用)をリモコンモードで立ち上げます。

その方法は、『モード』キーを押したまま『電源』キーを押します。

するとディスプレイに波型の印が点滅します。これでトランシーバーはリモコンモードとして立ち上がりました。

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チャンネルの設定

使用するチャンネルの設定を行います。

ダイヤルを回して設定します。今回は「L15」(レジャーチャンネル15:421.8750MHz/440.3250MHz)にしまいました。

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グループトークの設定

続けて、グループトーク(トーン周波数)の設定を行います。こちらはちょっと紛らわしいです。

『ファンクション』キーを押すと「F」が点灯します。点灯している間に『グループ』キーを押します。

するとグループ番号が表示されます。しかし、このままではグループ番号の変更は出来ません。

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ダイヤルを1回押します。

するとボリュームの変更画面になります。

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更にもう1回ボリュームを押します。

すると、チャンネルとグループ番号が再度表示されます。

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ここで、ダイヤルを回して、グループトーク(グループ番号)の設定を行います。今回はグループトーク「08」(88.5Hz)にしました。

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ここで、『PTT』キーを押して、設定を完了させます。

また、5秒間操作されないと、設定は自動的に完了となります。

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実は上記設定項目以外にも、自動接続手順、ハングアップタイマー、アラーム機能などの設定を変更することが可能ですが、今回はディフォルトのままとしました。

詳細は、中継器 DJ-P114R の取扱説明書をご参照ください。

 

設定の確認

波型の印が点滅している間はリモコンモードですので、『電源』キーを押して解除します。

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再度、『電源』キーを押すと設定内容を確認することが出来ます。

ディスプレイ左側の「3A」の「3」は「モード3:中継通話(半複信)」を意味していて、半複信方式の中継器にアクセスするモードです。

また「3A」の「A」は「L15チャンネル」の「A」の周波数(440.3250MHz)をトランシーバー側から発信(アップリンク)することを意味します。

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設定の転送

いよいよ中継器(リピーター)に、設定内容を転送します。

トランシーバーの『モード』キーを押したまま『電源』キーを押し、リモコンモードで立ち上げます。

中継器側の電源はOFF(ACアダプターを抜いておく)にしておきます。

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『PTT』キーを長押しします。

すると、「ピピ」となって、中継器への設定項目の転送が開始されます。デイスプレイには「SEnd」と表示されます。

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素早く中継器の電源をON(ACアダプターを接続)にします。

 

数秒後、転送が完了すると、中継器のディスプレイには、下記の様な表示がされます。

トランシーバー側からも設定の転送完了音「プルル」が聞こえます。

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転送完了後、中継器側では、自動的に再起動が行われます。

更に、初期化も行われ、その後、中継器(リピーター)として、使用可能になります。

 

おわりに

今回の中継器の設置目的は、通信の距離を稼ぐというより、安定した通話を確保することです。

無線には全く興味のないカミさんに、トランシーバーを使ってもらうには、安定した通話が必須です。ライバルはスマホです。
わたしの自宅は、マンションの12階ですが、カミさんがベランダまで出て通話を楽しむわけはなく、部屋のなかから応答するのが関の山です。
そこで、ベランダには中継器(リピーター)を置いて、部屋の中からの運用で、少しでも安定した通話の確保を目指しました。

まだ、設置して日は浅いのですが、市街地という悪条件のなか、ビルの谷間でも500m位の距離でしたら、安定した通話が可能となりました。
伝搬の条件としては悪条件の市街地ですが、市街地の500mの距離の中には、コンビニ、スパー、郵便局など、ちょっとした用事を済ませることが可能なポイントがいくつもあります。

しかし、もう少し調節して、更に距離&安定度の改善をしたいと思います。

 

この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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