こんにちは、傳兵衛です。
タイ最北端の街 チェンライ に行ってきました。
今回は、自然豊かな森の中をハイキングして、高低差約70mのクンコンの滝(Khun Korn Waterfall)というチェンライで最も高低差が大きい滝を見てきました。
滝も迫力がありましたが、途中の森林の中の大自然がとても気持ちよく、タイ人/日本人同僚のだれもが大満足でした。
所用時間は約1時間30分でした。
目次
はじめに
まず、このクンコンの滝を見に行こうと決めた理由は、白亜の寺院 ワット・ロンクンから車で約15分の近い距離にあったからです。
さらに、タイの国立公園にも興味があり、日帰りでは十分に楽しむ時間がないことは分かっていましたが、すこしだけでも大自然の中を歩いてみたかったからです。
結果は、1時間半の短い時間でしたが、わたしはもちろん同僚たちも大満足で、お寺見物とはまた違う魅力を発見することが出来ました。
このクンコンの滝は、駐車場から滝まで、小道(トレイル)が整備され、自然を満喫しながら、自分のペースで道に迷うことなく行くことが可能です。
服装も特に制約はなく、足元は普通のスニーカーであれば問題ありませんが、途中に少しだけ段差があったり、坂道を登ったりするので、サンダル、ハイヒール、革靴では危険です。
それ以外の注意事項は、こんなことが看板に書かれていました。
・午後4時30分には駐車場に戻ること
・レジ袋、プラスチックストロー、発泡スチロール容器は持ち込まないこと
・飲酒は禁止
・拳銃やその他の武器を持ち込まないこと
・ペットや家畜は持ち込まないこと
・公園内の動植物を園外に持ち出さないこと
・いたずら書きをしないこと
・騒がないこと
・ゴミは捨てず、きれいに保つこと
トレイルの入口近くにレインジャーが詰めています。
手荷物検査はありませんが、なるべく身軽にしてスタートするといいでしょう。
まず駐車場へ
坂道を上がってくると、この看板があります。
右折して、駐車場に車を入れます。
看板左側は写真には撮れませんでしたが、レインジャーが数名椅子に座って雑談しています。
写真左下にバイクとコーンが見えます。
前述のとおり、持ち物など注意事項のチェックをしているのだと思います。
駐車場は、ただの空き地です。
トレイルを進む
トレイルをスタートしましょう。
前出の看板によれば、滝までは1.4kmの道のりです。
トレイルのスタート地点近くの看板です。
周りの植物がいい感じで、期待が持てます。
ちなみに何て書いてあるのか、会社の通訳女史に聞きました。
彼女の翻訳によると、
「タイ国民の義務として大切なことの一つは、タイ国民の全民族に対して永遠に利益を与えるために、意識を向けることの表明と天然資源を残すための保全管理への参加である。」
それでは門をくぐってスタートです。
トレイル全体の地図です。
わたしたちの場合、往路が約50分、復路が約40分でした。
部分的に登り降りはありますが、全体的には平坦といえると思います。
まずは安全を祈ってでしょうか、それとも入山の許しを山の神様に請うのでしょうか・・・
奥に祠が見えます。
最初に驚いたのは、この木の葉っぱの大きさです。
橋の向こうに同僚がいますが、比べてみるとその巨大さがお分かりいただけると思います。
先程のトレイルの地図の番号には、そのポイントを説明する看板があります。
しかし巨大な葉っぱです。
バナナの葉っぱも巨大です。
会社や自宅近くの植えられたバナナの葉っぱとは、明らかに大きさが違います。
勢いもこっちの方がいいです。
どこの国でも巨木は祭られますよね。
タイではリボンを巻かれた木をよく見ます。
背も高い木が多く、恐竜の時代みたいです。
竹林もあります。
竹にくっ付いているのは、たけのこの皮の様です。
ふと足元を見ると、カメです。
背中のペンキは識別番号でしょうか?
ちょうちょを見つけました。
ただ、花にとまっているのではなく、くもの巣に引っ掛かっていました。
おもしろい小さな花を見つけました。
左側の2つの花は、腕を広げた人形の様に見えませんか?
「滝まであと800m」の看板が出てきました。
ちょうど、まだかな?と思う所に看板が立てられています。
この後、200m毎に看板があります。
途中1つ割愛して、あと400mの看板地点です。
林の中は日陰が多く、暑さはそれほど感じませんでしたが、さすがこの辺りまで来ると、汗をかき始めました。
とてもいい天気です。
目的の滝まであと少しです。
クンコンの滝に到着
少しずつ水が落ちる音が大きくなってきました。
そして、ついにご対面です。
滝の反対側の斜面を少しずつ降りていきます。
滝の写真を撮ったのは初めてなので、うまく迫力が伝わりませんが、結構感動ものでした。
高低差70mを目で見ると迫力があります。
写真は沢山撮ったのですが、水しぶきがレンズに付いているのに気付きませんでした。
写真ばかり撮っているわたしを、タイ人同僚が面白がって撮った写真がこれです。
こっちの方が、水しぶきもかかっておらず、滝の大きさも伝わりますね。
きりがないので、滝を後にして、駐車場に向かいました。
トイレはトレイルのスタート地点近くにあるのですが、そこにはこんな看板がありました。
今回は見かけませんでしたが、見るからにヤバソウなヘビです。
注意が必要です。
おわりに
いかがだったでしょうか?
このクンコンの滝は、なぜか市販のガイドブックには出ていません。
しかし、前述の通り、白亜の寺院 ワット・ロンクンから車で15分程度と近く、また特別な装備は不要で、高低差70mの滝が見れるチャンスを見逃すのはもったいないです。
タイ北部には、国立公園も多く、数々のエコツーリズムがあるそうです。
欧米からの観光客には、山岳民族の村に泊まるツアーも人気があるそうです。
最後に、タイ国政府観光庁の公式HPのうち、チェンマイとタイ北部に関するパンフレットのリンクを紹介します。
リンクはこちらから。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。