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【クレジットカード】タイで駐在員がクレカを作るのに必要なものとその方法は?

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こんにちは、傳兵衛です。

タイで、個人の銀行口座を開設するのは、駐在員なら意外と簡単に作る事は可能です。
そして、キャッシュカードと一体になったデビットカードも同じく難なく作れます。

では、キャッシュカードはどうでしょうか?

条件さえ満たせば作成可能です。(当たり前w)
でも、日本で作るのとはちょっと違い、必要な書類が多く手間が掛かり、発行までの日数も長期間必要です。

今回は、クレジットカードの申請から発行までを丁寧に説明します。

タイ クレジットカード 作り方 クルンシー銀行

 

 

はじめに

タイに赴任して、ビザやワークパーミット(労働許可証)が取得出来たら、次は銀行口座の開設です。

これも現地スタッフに手伝ってもらえば、難なく出来ます。

そして、街での買い物も、キャッシュカードを兼ねたデビッドカードを使えば、現金を持ち歩かなくても可能になります。

 

しかし、わたしは病院にかかり、少し高額な医療費を払おうとしたら、デビッドカードでは払えませんでした。
仕方なく、日本のクレジットカードで支払いましたが、為替手数料なども取られ、割高になってしまいました。

そもそも、現地給であるタイバーツを貯めても、帰国が決まって円に両替するとなると、為替リスクだけでなく、やはり手数料を取られてしまうので、現地給は現地で使う、を心がけるべきでしょう。

 

そこで、タイの銀行が発行するクレジットカードを所有しようと思った訳です。

 

 

カードの種類

今回発行したクレジットカードは、タイで第5位の資産規模を誇る総合商業銀行クルンシー銀行が発行するものです。

クルンシー銀行は、三菱UFJ銀行の連結対象子会社でもあります。(本人確認の電話は、日本語でのサービスも可能で助かりました)

また、わたしは現地法人からの給与は、このクルンシー銀行の口座に振り込まれます。

そのことが今回のクレジットカード発行元に、クルンシー銀行を選んだ理由です。

 

2021年7月現在、クルンシー銀行のホームページを見ると3種類のカードが紹介されています。

またカードの国際ブランドは、VISAまたはJCBです。

 

わたしは、次の点を考慮して、『Krungsri VISA Platinum』を選びました。

・年会費が永年無料

・JCBよりVISAの方が取扱店舗数が多い

 

カードの名前はプラチナカードみたいですが、日本のプラチナカードと違って、「ヒラカード」レベルのクレジットカードです。

参考までに、クルンシー銀行のクレジットカードに関するホームページのリンクを紹介します。リンクはこちら

年会費が有料な上位カードとのサービスの違い、VISAとJCBのサービスの違いは、上記リンクを参照してください。

 

 

カード発行の条件

ここからは、わたしが発行した『Krungsri VISA Platinum』についてレポートします。

上位カードである「Krungsri VISA Signature」は当然ですが、発行基準(収入など)が厳しくなります。

もう1つのPlatinumカードである「Krungsri JCB Platinum」は、わたしが発行したVISAカードとほぼ同等です。

 

それではカード発行の条件をまとめると、

・タイに居住している

・タイで勤務年数1年以上

・月収が50,000バーツ以上

・年齢20歳~65歳(家族カードは15歳以上)

 

つまり、赴任直後ではクレジットカードの発行は出来ないと言うことです。
加えて、現地給が50,000バーツ以下では今回申し込んだカードでは発行出来ないそうです。(突撃した訳ではありません)

 

 

申請時に必要な書類

クレジットカードの申し込みには、所定の申請用紙以外に、用意しなくてはいけない書類があります。

クルンシー銀行のホームページから引用します。

【本人カード】
①ご本人のパスポート
②ご本人のワークパーミット(残存有効期限6ヶ月以上)
③収入を証明する書類(給与証明書または月収が記載されている雇用証明書)
④直近6ヶ月の給与受取が確認できる預金明細(通帳または給与証明書)
 
【家族カード】
①お申し込みを希望されるご家族のパスポート

 

パスポート

写真のページをコピーして、余白にパスポートと同じサインをします。

これで、カード発行の条件にある「年齢20歳~65歳(家族カードは15歳以上)」が確認できる訳です。

 

 

ワークパーミット

ワークパーミットはデジタルWPもありますが、現在わたしのスマホでは顔写真が表示されないので、会社が持っているワークパーミットのコピーを使いました。

パスポートと同じく、余白にサインします。

これを見れば、現在の勤務先およびタイでの勤務年数を証明出来ます。

ワークパーミットは「残存有効期限6ヶ月以上」とあるので、注意が必要です。

 

 

年収を証明する書類

給料日前に配る「給与明細」を用意しました。

給与明細は、原紙が必要です。

 

 

直近6ヶ月の給与受取が確認できる預金明細

ホームページには、「通帳または給与証明書」とありますが、毎月記帳している人は少ないと思います。

クルンシー銀行のスマホアプリ内に、『Request Statement』と言う機能があって、直近6ヶ月間の口座の入出金情報を、指定したメールアドレスに送付してくれます。

これをプリントアウトすれば大丈夫です。

 

この機能は、 My Account > 給与振込口座(わたしの場合Savings) > Request Statement  にあります。

 

 

その他

要求されている書類は上記のものですが、念のため、アパートの賃貸契約書のコピーも用意しました。
これを見れば、タイでの住所を証明できる、と思ったからです。

ちょうど申請時が賃貸契約の更新時期と重なったので、昨年の賃貸契約書も用意しました。

これを使ったかどうか、確認していません。

 

申請用紙の書き方

申請用紙はクルンシー銀行の各支店に用意されています。

わたしの場合、工業団地内の支店に取りに行ったら、「現在タイ語のものしかない」と言われ、1週間程度待ちました。

申請用紙は日本のものと異なり、A4の用紙10ページ(表紙など含む)もあります。
中身は難しくないのでしょうが、わたしの場合、英語を読んでも意味の分からないところがありました。

ローカルスタッフに銀行に確認してもらい、作成したのが以下になります。

表紙は0ページとして、数えません。

1ページ

・Card Types :申請するクレジットカードの種類

・Personal Information :氏名、パスポート番号、生年月日など

・Permanent Address in Home Country :日本の住所

・Current Address :タイでの住所

・Employment and Income Information :会社の情報。Type of Work はわたしの場合は Private Company を選択しました。
Type of Business には Manufacturing Industry と記入しました。

・Supplementary Card :家族カードを希望するときは記入。わたしは空欄です。

 

2ページ

Declaration, Credit Application and Applicant's Consent

誓約書や個人情報の扱いなどを承認する旨のサインだと思います。

わたしは家族カードを申請しないので、家族のサインを除き、2ヶ所にサインと日付を記入します。

 

3ページ

Consent Form

氏名、パスポートNoを記入する。

Section 1 : Consent for Marketing Purposes の欄は記入しませんでした。

Section 2 : Consent for Other Purposes apart from Marketing の欄は、下記にチェックをしました。

タイ クレジットカード 作り方 クルンシー銀行

 

4ページ

Consent for Disclose Information via Facsimile

最上段の Made at の後ろには、会社の名前と記入日を記入します。

中段のForeigner欄の Passport にチェックを入れ、パスポートNoを記入します。

最下段のConsent grantor 欄にサインをします。

 

8ページ

Consent for Disclose Information via Facsimile

4ページと全く同じに記入します。

 

9ページ

上段の、日付、氏名、パスポートNo のみ記入します。

 

 

10ページ

下記の通り、四角にチェックを入れ、サインと日付を記入して完了です。

3ページのSection 2 とチェックの数が違いますが、これでクレジットカードを発行してくれたので、問題ないでしょう。

タイ クレジットカード 作り方 クルンシー銀行

 

 

申請後の本人確認

申請書と必要書類をクルンシー銀行の支店に提出して、1週間位して、クルンシー銀行から職場に電話がありました。

最初は英語でしたが、途中から日本語を喋るタイ人に代わり、選んだクレジットカードの種類を質問されました。

『Krungsri VISA Platinum』と答えると、「これから審査に入り、承認されたらEMSでクレジットカードを会社に送る」との事でした。

ここからが長く、手元にクレジットカードが届いたのは3〜4週間経ってからでした。

 

 

アクティベート

クレジットカードが届いたら、裏面にサインするのと、カードのアクティベート(利用開始手続き)が必要です。

アクティベートには3つの方法があります。

①電話で行う方法

②スマートフォンからSMSで行う方法

③スマホアプリから行う方法

①は「Krungsri JCB Platinum」以外は日本語対応がありません。
他の方法が無難です。

②は、簡単だと思います。
クルンシー銀行のホームページを引用します。

携帯電話からSMSメッセージを送信することでご利用開始手続きができます。
1.OPENとご入力されたあと続けてクレジットカード番号下4 桁をご入力
2.宛先081-927-9999へSMSメッセージを送信
(例)クレジットカード番号:XXXX XXXX XXXX 1234
SMSメッセージ内容 :OPEN1234

 

わたしは③スマホにアプリをインストールして行いました。
クルンシー銀行のホームページを見ていなかったので、下記の通り、送られてきたクレジットカードの手紙に従って行いました。

赤枠内のQRコードをスマホで読み込み、『UChoose』と言うアプリをインストールして立ち上げます。

タイ クレジットカード 作り方 クルンシー銀行

 

 

おわりに

いかがでしたか?

日本でクレジットカードを作るのとは、少し違いますね。

必要書類が多かったり、発行までに約1ヶ月かかったりします。
しかし、収入制限や、色々な制約もありますが、それらをクリアーしていれば、意外と簡単に発行出来る様です。

 

ちなみに、クレジットカードを使うと、すぐに登録したメールアドレスに使用履歴がメールされてきます。
銀行発行のクレジットカードだけあって、セキュリティー面もしっかりしている様です。

 

この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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