こんにちは、傳兵衛です。
今回は、アルインコ社製 特定小電力無線トランシーバーの内、3機種を野外に持ち出し、どの機種が「飛び」と「ミミ」が優秀か比べてみました。
3機種の内訳は、DJ-P240L、DJ-P240S、DJ-P321BL です。
比較と言っても正確な数値を示す測定器を持っていませんし、あくまで3機種の相対比較ですので、自分の「耳Sメーター」を頼りに順位を付けました。
測定方法の不備や、個体差もあるかも知れません。あくまで個人の感想と考えてください。
目次
はじめに
まず測定方法ですが、我が家には、私の趣味を理解してくれる家族はいませんし、近所に友人もおりません。
そこで、自宅に設置したリピーター DJ-P114R にアクセスして、今回の3機種の「飛び」と「ミミ」を比較することにしました。
機種の特徴紹介
今回比較した3機種の簡単な特徴をご紹介します。
DJ-P240L
機種名の最後の ” L " はロングアンテナを意味します。アンテナ長はカタログの定格によれば 163.5mm で、本体の約1.5倍の長さがあります。
重さは、ベルトクリップを含み、電池を除き、約134g だそうです。
様々なオプションが用意されており、もちろんリチウムイオンバッテリー EBP-60 が利用可能です。
DJ-P240S
こちらは機種名の最後が ” S " になっており、ショートアンテナタイプです。アンテナ長はカタログの定格によれば 36.0mm で、本体の約半分の長さです。
重さは、ベルトクリップを含み、電池を除き、約126g だそうで、ロングアンテナタイプと比べ 12g 軽いだけです。体感ではあまり変わりません。
DJ-P240LもDJ-P240Sも違いはアンテナの長さ、重さだけで、他のスペックはオプションも含め同じです。
DJ-P321BL
この機種の特徴は、本体の大きさです。超小型トランシーバーです。
機種名の ” B " はブラックで本体の色を表し、” L " は前述と同様にロングアンテナを意味します。
アンテナ長はカタログの定格によれば 164.5mm あり、突起物を除いた本体高さが74.8mmですから、本体の2倍以上のアンテナ長です。
本体の色は、他にレッドとゴールドがありますが、この2色でロングアンテナタイプは無いようです。
機種名をみると ” RM " と ” GM " となっており、” M "はミドルアンテナを意味します。
ミドルアンテナの長さは 74.3mm だそうです。
価格はDJ-P240に比べて、若干安いようです。
成績発表
なるべく公平に、と思い、あちこちウロウロ歩き回り、トランシーバーを取り出し、ボソボソ話していたので、至る所で冷たい視線を感じました。
自宅のベランダに設置したリピーターへ電波が到達するギリギリのポイントを探し、そこでトランシーバー片手にぐるっと回ったり、位置を上下したりして、どの機種の「飛び」と「ミミ」がいいか比較しました。
結果は・・・
DJ-P240L > DJ-P240S > DJ-P321BL
と、事前の予想通りの結果でした。
しかし、意外だったのは、DJ-P240L と DL-P240S の差はほとんどないことでした。
アンテナの長さ( L:163.5mm、S:36.0mm)の差が大きいのに、「飛び」と「ミミ」の差はそれ程ではありません。
また、DL-P240S にスピーカーマイクを付けると、こんな感じになり、アンテナに影響を与えるか、とも思いましたが、スピーカーマイクを付けても外しても、大きな差はありませんでした。素人の取り越し苦労でした。
ただ DJ-P321BL は、DJ-P240シリーズに比べ、明らかに「飛び」も「ミミ」も劣っている様です。
DJ-P240シリーズでリピーターにギリギリアクセスできるポイントでは、DJ-P321BL では、うんともすんとも言わないケースがありました。
個人的な感想ですが、アンテナの長さは安心感は得られますが、思った程の性能差にはつながらない、と思いました。
そう考えると、わたしのイチオシは、DJ-P240S です。
異論をお持ちの方も多いでしょうが、あくまで耳Sメーターによる個人的な感想です。
おわりに
繰り返しになりますが、わたしには無線機や電波に関する専門知識はなく、測定装置もありません。
また、リピーター相手ではなくて、協力者がいれば別の結果になったかも知れません。
ご参考までに、アルインコ株式会社の公式Webサイト(特定小電力トランシーバーと中継器)へのリンクは こちらから。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。