下記のリンクから、ブログ記事を参照してください。
その後、水際対策強化の発表に伴い、記事内で一部リンク切れも発生しています。
空港での対応は日々変更されています。最新の情報の収集をお願いいたします。
こんにちは、傳兵衛です。
わたしはタイに駐在していますが、事情があり日本に一時帰国しました。
新型コロナウイルス(COVID-19)の水際対策が強化されていますが、情報は多い割に分かり難く、わたし自身不安でした。
みなさんの不安を少しでも取り除き、スムーズに入国出来る様にと、自分の経験の備忘録も兼ねて紹介します。
目次
はじめに
わたしの駐在しているタイは、みなさんもご存知の通り、新型コロナウイルスが特に流行している地域ではありません。
流行の多い地域からの帰国の場合、今回のわたしのケースと異なるかもしれません。
わたしが日本に入国したのは、2021年2月21日です。
この時点の情報になります。
入国時に必要になるものは、ズバリこの4つの書類です。
②誓約書
③健康カード
④質問票Webのスクリーンショット
詳細は後述しますが、これらの書類は
①事前にダウンロード
②空港のカウンター
③飛行機内
とあちこちでもらいます。
必要書類以外のパンフレットも多く、混乱してしまいます。
わたしは早朝、日本に着く夜行便を選びました。
到着後、空港から自宅までは公共交通機関は使えません。
レンタカー、帰国者ハイヤー、家族の自家用車など、自力では帰れないので、夜到着が遅れ、さらにPCR検査などに時間が掛かった場合、営業時間を過ぎてしまうことを懸念したためです。
必要書類の確認
それでは、必要書類について説明していきます。
COVID-19に関する検査証明
これは、出国前72時間以内に、新型コロナウイルスに関する検査、つまりPCR検査を現地の医療機関または検査機関で受けて、「陰性」の証明書を作成してもらいます。
『検査証明書』のテンプレートは事前に外務省のHPからダウンロード出来ます。ダウンロードはこちらから。
わたしは搭乗日の2日前に検査をしました。
その際に、ダウンロードした検査証明書(Word形式)に、氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別欄は、事前にアルファベット、英語で事前に記入しておきました。
翌日(搭乗日前日)に検査証明書を受け取りました。
わたしは、近所の総合病院で検査しましたが、ダウンロードしたテンプレートに加え、病院オリジナルの検査証明書ももらったので、セットにして使いました。
この検査証明書は、空港の出発カウンターでも確認され、入国時の検疫カウンターでも、当然確認されました。
(COVID-19に関する検査証明の一部)
誓約書
厚生労働大臣、法務大臣宛の『誓約書』です。
この『誓約書』も事前に厚生労働省のHPからダウンロード出来ます。←フォーマットの変更のためかリンクが切れました
入国前にも配布されますが、事前にダウンロードして、記入しておくことをお勧めします。
記入項目は、名前(アルファベット)、国籍、旅券番号、出発国・地域、年齢、住所(居所)。
そして、LINEアプリがインストールしてある、またはインストールするスマートフォンの電話番号です。
(誓約書の一部)
今やほとんどの人がLINEアプリを使用していると思います。
入国翌日(わたしの場合は午前11時頃)、この電話番号で検索したのだと思いますが、「厚生労働省 帰国者フォローアップ窓口」と言うアカウンから、健康状態の確認メッセージが届きます。
入国後14日間は毎日の健康状態を回答します。
この健康状態の報告については、入国には直接関係ないので、別のブログで紹介します。
健康カード
この書類の注意点は、『健康カード』という表記が非常に小さく、分かりにくい点です。(下図右上参照)
大きく表記されているのは「入国される皆さまへのご協力のお願い」です。
でも、空港の検疫所では、「健康カード」という名称が使われます。
(健康カード表の一部)
実際に記入するのは裏面です。
内容は
(1)接触履歴や自分の体調
(2)アメリカ・カナダとブラジルの特定の州の滞在履歴
(3)特に流行している地域の滞在履歴
この用紙も確か機内で配布されるので、事前に記入しておきましょう。
後で、欄外に氏名と出国した国名を記入させられます。
また、PCR検査の前にバーコードが左側に貼られます。
4桁の数字で、PCR検査の結果が出ると呼び出されます。
(健康カード裏の一部)
わたしの場合、3項目とも該当するものはなく、「いいえ(No)」にマルを付けましたが、下記の用紙(レッドカード?)を最初の検疫所「書類審査」でもらいました。
(レッドカード?)
これ以外の色の用紙もある様ですが、詳細は不明です。
この用紙の目的は、推測ですが、「書類審査」が完了していることと、色で滞在地域を表しているのではないかと思います。
「書類審査」が終わり、空港でのPCR検査に向かう途中で、1度この用紙を係の人に見せましたが、それ以降は使っていません。
必要になるのは、『健康カード』です。
質問票Webのスクリーンショット
これも滞在履歴や健康状態をWeb画面から入力するものです。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(略称: COCOA)とは別のものです。
COCOAはインストールを推奨されていますが、入国の必須条件ではありません。
この『質問票Web』とCOCOAを間違えてインストールしていた人がいました。
わたしも先にインストールしたのは、COCOAの方でした。
出発前にアプリ(?)をダウンロードして、できれば自宅で入力しておきます。
厚生労働省のHP(?)からダウンロードできます。ダウンロードはこちらから。
名称が『質問票Web』となっているので、Web画面を開いて入力する、と思いがちですが、実際はアクセスするとアプリがダウンロードされる様です。
わたしは、「ダウンロード中」といった表示や途中経過の表示がないので、回線やサーバーが混んでいると思い、何度か中断してしまいました。
しかし、無応答の様に見えますが、実はアプリをダウンロードしていて、ダウンロードが完了すると画面が表示されます。
入力が完了すると、下記の様なQRコードが表示されるので、スクリーンショットを撮って、保存しておきます。
わたしは念のため、スクリーンショットを印刷した紙も用意しておきました。
(質問票Webスクリーンショットの一部)
空港内でのPCR検査が終わり、次のブースで、「健康カード」の提出、「パスポート」の読み込み、そしてこの「QRコード」の読み込み、空港から自宅まで「移動手段」を聞かれました。
また、わたしだけかもしれませんが、自宅の郵便番号も聞かれました。
PCR検査とその結果待ち
羽田空港では、搭乗口をいくつか使って、書類審査やPCR検査をしているので、思っていた以上に移動距離があります。
機内持込み手荷物と、必要書類、パスポートを持って移動するので、書類を落としたり、置き忘れたりしない様に注意が必要です。
空港でのPCR検査は、唾液を採取して行うタイプですが、わたしの場合、唾液がなかなか出ずに困りました。
採取ブースは個別になっており、そこにはレモンや梅干しの写真が貼られています(笑)が、後から来た人にどんどん抜かれてしまいました。
飛行機内が乾燥しているのに水分を取らなかったためか不明ですが、採取が終わったら念のため立会いの係官に検体を確認しもらう方がいいでしょう。
さて、所用時間はどの位だったでしょうか。
あくまでわたしの場合ですが、こんな感じです。
6:11 飛行機着陸(検疫からの許可が出るまで10分程度機内待機)
7:05 書類審査・PCR検査完了
7:40 PCR検査結果判明、通常の入国審査へ
7:50 税関も通過して空港外へ
航空会社に預けたスーツケースは、カートに既にのせられ、ターンテーブル脇に置かれていました。
ほとんど乗客がいないので、入国審査、税関はスムーズでしたが、逆に通関待ちがないためか、税関では機内持込みバッグの中身を確認されました。
おわりに
この時期、日本へ帰国する人はそれ程多くないと思います。
わたしの乗った飛行機も、乗客は20〜30人程度ではないかと思います。
また、早朝着の便でもあり、空港の検疫も「密」を避けるため、機内待機なども実施しており、混乱や長時間の待ち時間もなく入国できました。
昨年に比べれば、随分と改善されたのだと思います。
わたしの場合、着陸から空港を出るまで、所要時間は約1時間30分でした。
最後に、入国時に必要になる4つの書類を再掲します。
②誓約書
③健康カード
④質問票Webのスクリーンショット
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。