こんにちは、傳兵衛です。
タイ第二の都市、タイ北部 チェンマイに行って来ました。
わたしの住むシラチャ からは車で約10時間かかります。
バンコクからも北に約720kmの位置にあります。
普通はバンコクから飛行機で行くのだと思います。
今回は、ステープ山観光の最後の目的地、バーン・ドーイ・プイ(モン族の村)を紹介します。
ここは半分は観光村、半分は生活の場ですが、外国人観光客が激減して、随分とガランとしていました。
はじめに
今回、この観光スポット、バーン・ドーイ・プイ(Baan Doi Pui) の紹介は、ガイドブックから引用させていただきます。
タイ北部の山岳民族を代表するモーン族の村を見学できる。村入口の駐車場脇にはずらりとみやげ物屋が並んでいるが、その裏には本物の村落があり、実際に人々が暮らしている。美しい民族衣装を仕上げるために刺繍する女性の姿もあちこちで見られる。
(地球の歩き方 D17 タイ 2019〜2020年版 「地球の歩き方」編集室 株式会社ダイヤモンド・ビッグ社発行)
夏離宮を建設した時、ステープ・プイ国立公園内に点々と暮らしていた山岳民族を集め、それまでのアヘン栽培から高原野菜の栽培をさせるというプロジェクトで作られた村。現在では観光地化されている。メオ族ともいうが、自らは誇り高くモン族と呼ぶ。
(わがまま歩き・・・20「タイ」ブルーガイド海外版編集部 実業之日本社発行)
これら引用させていただいた文章と、以下の写真からも分かる通り、秘境度は残念ながらゼロですが、少数民族・山岳民族に興味のあるわたしにとって、ぜひ行ってみたかったスポットの1つでした。
村に入ってみましょう
駐車場の周りに並ぶお土産屋さんの屋根の上にあるこの看板を見つけます。
博物館が、お土産屋さんの並ぶ坂道を登った所にあります。
想像はしていましたが、観光客はほとんどいません。
やはり海外からの観光客が相手の観光村なんでしょう。
多くのお土産屋さんは開店はしていますが、「買い物をしてくれる観光客など来ない」と思っているのか、声を掛けてくる店は少ないです。
路地の切れ目から、実生活の場も見れましたが、なんか寂しい感じです。
確かネットによれば、「民族衣装を着た少女や女性に、モデル代を払えば写真を撮らせてくれる」との記述を読みましたが、今回はそんなチャンスもありませんでした。
坂道を息を切らせて上がって来ると、やっと博物館のバナーがありました。
ここの入場料は、タイ人も外国人も同じ10バーツです。
素朴な入場券で、右上のイラストが可愛いです。
ここが博物館の入口です。
綺麗に飾られ、素敵に出迎えてくれます。
博物館の内部には、昔の農耕具や日常品、写真で生活の様子を紹介しています。
今回の訪問で、一番の『おすすめ』と思ったのは、博物館を出た所にあるお花畑です。
お花畑の高台からは、村の実生活の部分も見渡せます。
更にお花畑の高台部分には、伝統的な家が保存(相当傷んでいますが・・・)されています。
横には多分ポインセチアだと思いますが、見たことがない程背の高い株がありました。
民家に近い売店では、まだ明るいのにビールを飲んでいるオバサン達が集まっていました。
アメリカインディアンやエスキモーのアルコール依存が頭をよぎりました。
ちょっと寂しかったですが、観光村ではない、実社会の部分を垣間見た気がしました。
これは貸衣装の様です。
やはりこんな衣装を着た少女や女性達の写真が撮れたら、たとえ観光収入目的のためでも絵になったでしょう。
おわりに
実は翌日チェンライに向かったのですが、途中の山道のカーブを曲がったところで、民族衣装を着たオバサンにバッタリ出会いました。
しかし、急だったことと、こちらは車に乗っていたので、車を止めることなくやり過ごしてしまいました。
あとで思うと、写真を撮らせてもらえば良かったのに、という後悔と、そんなことしないでやり過ごした方が良かったんだ、という思いと半分半分の複雑な気持ちになりました。
早く外国人観光客が増えて、賑やかに生活できる観光村になればいいな、と思います。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。