こんにちは、傳兵衛です。
先日、同僚の駐在員と一緒に、バンコクの南西部、ペッチャブリー県にあり、岩の裂け目から日光に照らされる洞窟寺院として有名な『カオルアン洞窟』(Khao Luang Cave) に行ってきました。
ガイドブックに詳しい記述がありませんが、本当に行く価値があるか、本音のレポートをお贈りします。
目次
はじめに
今回観光したカオ・ルアン洞窟は、Googleマップによれば、バンコクから距離で約140Km、車で2時間30分程度だそうです。
交通手段も、バスや電車での行き方が多くの方々のブログに出ていますが、わたし達はチョンブリー県シラチャ に住んでいるので、ミニバンをチャーターして、4時間(内30分間は道を間違えて戻った)かけて行きました。
わたしはバンコク在住ではないので、バンコクからの詳しい行き方は、そちらのブログを参照してください。(ゴメンナサイ)
目的地到着
運転手さんは、間違えたとは言いませんでしたが、途中でUターンして、もと来た道を30分位戻ったので、もしかすると分岐が見落とし易いのかもしれません。
ちなみに、わたし達は高速道路4号線(ペットカセムロード)を使ったハズです。
さて、ここがチケット(拝観料)売り場と、洞窟へ向かう軽トラのソンテウ乗り場です。
チケット売り場は建物に向かって左側、駐車場は右へ進みます。
駐車場は広々としていました。
チケットは、軽トラソンテウが往復で15バーツ、拝観料が10バーツで、コロナ禍のためか、外国人もタイ人と同じ料金でした。
通常外国人は、その2倍になるそうです。
拝観料とソンテウ代が別々なので、ソンテウに乗らずにハイキングを楽しんでもいいのかも知れませんが、安いこともあり、迷わずソンテウに乗ることにしました。
軽トラソンテウの乗車時間は1分あるか無いかです。
洞窟前の駐車場に到着です。
軽トラなので、4〜5人で満員となり、グループで貸し切れます。
洞窟前の駐車場にはトイレ(看板あり)があります。無料です。
白いモニュメントの右側の階段の先が洞窟です。
階段の手前に注意書きがあります。
ちょっと読み難いですが、内容は他の観光地とあまり変わりません。
1点だけ「猿に注意」があります。
今回は、洞窟の周りで猿を見かけませんでしたが、下の駐車場付近には沢山の猿が居ました。
持ち物をひったくるそうなので、注意が必要です。
洞窟の中は、いくつかの部屋に分かれています。
そこで第1室から第4室と、勝手に名前を付けました。
第1室
それでは、洞窟の入口から第1室に入ります。
洞窟の入口です。
観光地アルアルの「行きはヨイヨイ、帰りはコワイ」、急な階段を降りて行きます。
想像以上の深さと大きさです。
タイで一番重要な洞窟(Royal Cave)と言われるだけのことはあります。
入口の階段を見上げても「美しい日光差し込む・・・」という感じではありません。
直接雨水が伝わるところは、PM2.5の影響か、黒く変色しています。
自然に出来たのではなく人工物のチャーン(象)でしょうが、洞窟内の何処かにあります。
行ったら探してみてください。
さすが洞窟寺院です。数は数えませんでしたが、あちこちに仏像があります。
上の写真奥にあるのは、お賽銭箱の様です。タイスタッフはすかさずお金をタンブンです。
この日は雲が多く、日が射したり、隠れたり。
来る途中、バンコクは大雨でした。
第2室
第2室側から入口を見ると、日が射して来ました。
鍾乳石も多くなって来ました。
洞窟の中で鐘を鳴らしてみたかったのですが、そんな事している人はいないので、諦めました。
第2室はとても広く、天井も開いています。期待出来そうです。
写真右の仏像が、ラーマ5世がラーマ4世への敬意の証として作らせた仏像だと思います。
不思議なことが起きました。
3つある仏塔の1つが光っています。
光の筋は見えませんが、岩の割れ目から差す日の光に照らされていました。
同僚のタイスタッフ曰く「よく見ると人間の顔が見えて来ますが、わかりますか?」
わたしもタイに来て丸3年。今までのお礼とこれからの安全を改めて祈って、金箔を貼りました。
色々な看板がありましたが、その中の1つを、会社の通訳女史に翻訳してもらいました。
発表:(ブーンタウィー寺院、クラェープ洞窟)
ラマ4世〜5世の治世中に建てられ、神聖であり、宗教性、民族性を表す。
170の仏像と6つの仏塔がある。
神聖で芸術的な対象は敬い崇拝の対象である。全てのタイ人の所有物であり、互いに協力して後世に引き継ぐべきである。
いいお顔だなぁ、と思います。
日本で見かける狛犬とは形が違いますが、なんでしょうか?
やはり2匹で1対になっています。
第3室
この第3室にも大きな岩の割れ目があります。
そして3つの仏塔があります。
皆さんが見上げているのは、岩の割れ目です。
個人的に奉納した仏像でしょうか、数多く置かれています。
第4室
一番奥の第4室です。
ここは一番狭い部屋ですが、鍾乳石がとても綺麗です。
ライトアップもされており、とても良い雰囲気です。
トラ柄の衣をまとったこの人は誰でしょうか、寅年と関係あるのでしょうか?
興味が湧きます。
駐車場に戻る
見学の所要時間は1時間位だったと思います。もう少し時間をかけてもいいかも知れません。
ここからは、オマケの写真です。
これは ヤナギバルイラソウ の仲間だと思います。
通常、紫色の花をつけた株は、タイのあちこちで見かけますが、ピンクの花を見ることは稀です。
平和で、安心してお昼寝する犬たちです。
これもタイのあちこちで見かける風景です。
おわりに
今回は、残念ながら「天使のはしご」(薄明光線)の様な光の筋を見ることは出来ませんでした。
しかし、仏塔の1つに日が当たり、光だすなど神秘的な光景を見ることが出来ました。
光の筋が見えるか、見えないかは、自然相手なので運次第ですが、少なくとも天井から差し込む光を見るためには、午前中に洞窟に着かないと、そのチャンスはないそうです。
個人的には、タイで最も重要な洞窟Royal Cave で規模も大きく、洞窟(鍾乳洞)の中にある寺院で神秘的でもあります。
「天使のはしご」が見えるか、運試しも出来るお勧めの観光地です。
いつものように、タイ国政府観光庁の公式HPから、カオ・ルアン洞窟に関するサイトへのリンクは、こちらから。
今回は「天使のはしご」が見えず、運に見放された、と言いましたが、実は、入場券の下2桁「57」の宝くじを買ったら、見事4,000バーツ(宝くじ2枚)が当たりました。
改めて、仏像を見たら、しっかりお参りしよう、と心に決めた次第です。
ちょっと同期が不純かな(笑;)
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。