こんにちは、傳兵衛です。
今回は、コロナ禍で外出自粛が続くなか、自然公園での散策ならいいだろう、とラーチャブリー県にあるカオ・ング・ストーン・パーク(Khao Ngu Stone Park) とそれに隣接する (公園内かも)ルーシー・カオング洞窟に撮影観光に行って着ました。
ちょっとした注意点を含め、たくさんの写真を使って、その見どころを紹介します。
目次
はじめに
カオ・ング・ストーン・パーク(Khao Ngu Stone Park : อุทยานหินเขางู )は、タイ中部のラーチャブリー県にあり、タイ南部に向かう国道4号線から、ほんの少し外れたところにあります。
渋滞がなければ、バンコクから車で1時間半の距離にあります。
わたしはバンコク在住ではないので、バンコクからの詳しい行き方は、他のブログを参照してください。(ゴメンナサイ)
カオ・ング・ストーン・パーク
まずは、第一の目的地、カオングストーンパーク(Khao Ngu Stone Park)の紹介です。
日本で市販されているガイドブックはもちろん、日本語のネットではあまり紹介されていない穴場的存在です。
エントランス
国道4号線から県道3087号線に入り、少し走るとボタ山(もう死語かな?)の様な岡が見えて来ます。
ここが、目的地のカオングストーンパークです。
さらに近づくと案内板が見えてきます。
この公園にはエントランスが複数あり、車を運転していた同僚のタイスタッフはこの看板を見逃して左折しましたが、引き返すことなく公園に入ることが出来ました。
このコブラのモニュメントがメインエントランスの目印です。
岩に巻きついたモニュメントになっていますが、この岩が奥の岡を表し、岡に巻きつく程の巨大コブラがこの地に居たそうです。(同僚タイスタッフ談)
横から見るとこんな感じです。
コブラのモニュメントに向かって左側に駐車場があります。
トイレもありますが、この時は建替工事中でした。
ここが公園の入口(コブラの裏側)になります。
開園時間を確認するのを忘れましたが、入場料は無料でした。
ただ、体温測定と代表者の氏名、携帯番号を記入する必要がありました。
入口の看板です。日本語標記はもちろん、英語表記もありませんが、ここが入口だとすぐに分かります
公園内に入る
これが入口から入って直ぐの場所で撮影した一枚です。
山はアメリカの国立公園などと比べようがありませんが、なかなかいい感じだと思いました。
小さいですが、湖もあります。
この吊り橋も短いですが、ランドマークになっています。
奥に遊歩道が続いていて、公園内を散策できます。
湖には、台数は少ないですが、ボートもあります。
足漕ぎのスワンボートがありました。
花が綺麗です
あちこちに花が咲いていました。
しかし、花に近づこうとすると「落石注意」の看板があります。
下から見上げると、こんな感じで、落石に注意が必要です。
ランタナが咲いていました。
公園内なので、自生しているとは思いませんが、鉢植えではなく、花壇でもなく、沢山のランタナが咲いていて、とても綺麗でした。
木の名前は分かりませんが、南国らしい花を付けています。
こちらは、ご存知ブーゲンビリアです。色々な色の花(正確には苞:ほう)を見ることが出来ます。
こちらも南国らしい花です。
Googleレンズで調べると、どうやら「ゴールデンキャンドル」(和名:ハネセンナまたはハネミセンナ)だと思います。
観るだけじゃなくれ、便秘や虫さされにも効果があるそうです。
これだけじゃありません
冒頭の公園入口の近くに、おすすめスポットの看板がありました。
この看板はタイ語バージョンしかなかったので、通訳女史に翻訳して貰いました。
前述の吊り橋も出ています。
カオング庵の洞窟 1440m
仏足石 1180m
ファゴ洞窟 1220m
チン洞窟-チャム洞窟 970m
吊り橋 100m
展望台 440m
見所はたくさんあり、本当は色々散策したかったのですが、何しろ暑くて、一緒に行ったタイスタッフも、顔の表情が「帰りたい」と訴えていました。
残念ですが、全てを回ることは出来ませんでした。
そこで、注意点です。
ここを訪れるなら、11月, 12月の涼しい時期をお勧めします。
園内の犬も、日陰を求めて・・・
走っている車からの撮影なので、ボケ・ブレ気味ですが、ゴールデンシャワーが綺麗でした。
11月、12月の涼しい時期では、まだ咲いていないかも知れません。いつ行くか、難しい選択ですね。
公園内の道路を走っていて、またコブラを見つけました。
ここはタイですから、宗教的に何か意味があるのかも知れません。
以前行ったチェンマイのお寺でも、たくさんのコブラの置物を見たことがあります、
チェンマイのお寺紹介へのリンクは、こちらから。
ルーシー・カオング洞窟
階段下の石碑を見ると、THAM RUESI KAONGU とあり、タイ語では ถ้ำฤาษีเขางู と書かれています。
わたしは、タイ語は全く分かりませんが、色々調べると THAM ถ้ำ は洞窟、RUESI ฤาษี は隠者、KAO เขา は彼、NGU งู はヘビ。
単語を分解するとこんな風ですが、意味不明なところもあるので、やはり「ルーシー・カオング洞窟」という名称が一番しっくりしていますね。
しかし、ヘビという単語が含まれているのと、あちこちにあるコブラのモニュメントは、やはり関係がありそうですね。
この石碑の文章を友人の通訳女史に翻訳して貰いました。
カオング庵の洞窟
THAM RUESI KAONGU
丘のふもとにあります。ラーチャブリーの町から北西に約6kmのところにあり、仏教に関連する洞窟または宗教的な場所です。 洞窟の中には、足をぶら下げて座っている姿勢に彫られた仏像があります。 ドヴァーラヴァティー時代(11〜13世紀)の仏教美術による説教やウィクラクムドラの姿勢で、平らな顔、眉毛は凸状で湾曲しており、巻き毛の翼のような形をしています。目は膨らんでおり、鼻は平らで、口は太く、髪は丸まっています。 足首の間に蓮のつぼみの形をしたハローがあります。サンスクリット語でパッラヴァの碑文があり、「Phra Sri Samadhi Gupta」は、Phra SriSamadhiGuptaが純粋であることを意味します。 功績を残し、洞窟の中にはアユタヤ時代の芸術の砂岩仏像がたくさんあります。
仏教のことは勉強不足で殆ど意味がわかりませんが、古い仏像がある様で、期待できます。
さらにこちらの石碑も、私には単なるタイ語かと思ったら、そうではなくパーリ語だそうです。
パーリ語について調べると、パーリ語は固有の文字はなく、それぞれの国の自国語の文字で表記しているとか。
やはり会社の通訳女史に要約してもらいました。
仏像は、高さ3.49メートルで、物語としては2550年前の昔、お釈迦様が洞窟に来たことがありまして、お釈迦様の影が壁に反映された。その絵を影のように描きましたという話です。
それでは、中に入ってみましょう。
ここが入り口で、開園時間は9時から16時までです。
拝観料(入場料)は無料ですが、入り口に居るお坊さんに、花と線香を勧められます。20バーツです。
これです。
右側は、線香とロウソク、そして金箔が3枚付いてました。
これがご本尊様だと思います。
わたしは最近、膝に違和感を感じるので、金箔を両膝に貼りました。
一緒に行ったタイスタッフは、お腹を凹ましたいのか、腹部に貼っていました。
こちらの仏像の方が古そうです。
日本のお寺の仏像に近いかも。
一緒に写真に収めるとこんな感じです。
個人的にはやはり左側の仏像の方が・・・
前述の二体の直ぐ横には、さらに古そうな仏像があります。
こちらは、岩に直接彫って作った仏像の様です。歴史を感じます。
タイでは、歴史ある古いものより、新しい綺麗なもの・・・という感覚でしょうか?
同行のタイスタッフが、これはアユタヤから来た、と言ってました。
カエルの置物です。
以前、もっと小さい置物を、お土産に買ったことがあります。
その時はおもちゃだと思いましたが、本当は宗教儀式かなにかに使うのでしょうか?
この洞窟の駐車場です。
その向こうには、ストーンパークの山(岡)が見えます。
駐車場を出て左折すると、この大きな仏像があります。プラパンリーラ仏です。
この内股の様なポーズを、パンリーラ(ปางลีลา)、リーラの態度というらしいです。
単なるネット上の転記はこれくらいにしますが、似たポーズの仏像をスコータイ ワット・サ・シーで見ました。
関心のある方は、こちらのリンクからどうぞ。
カオングストーンパークへは、この仏像を目印に行くことも可能です。
この仏像の左側の道を奥に進めば、ストーンパークにつながっています。
Special thanks, Pon san.
おわりに
カオングストーンパークは、はっきり言って消化不良でした。
もっとしっかり散策すれば、さらに魅力的なポイントがあったかも知れません。
暑さ対策を十分にして、いく時間を考慮して行かれることをお勧めします。
ルーシーカオング洞窟は、洞窟自体は大きなものではありませんが、歴史を感じる仏像が数多くあります。
この洞窟寺院には、プミポン前国王(ラーマ9世)が訪れたこともあり、その写真が飾られてあります。
それだけ由緒正しい寺院ですので、ぜひ見学に行かれることをお勧めします。
いつものように、タイ国政府観光庁の公式HPから、ラーチャブリー県に関するサイトへのリンクは、こちらから。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。