こんにちは、傳兵衛です。
わたしの住むタイ シラチャ から車で約7時間、バンコクの北440kmにある世界遺産の街に行って来ました。
今回は世界遺産 スコータイ歴史公園の城壁の外側の遺跡を紹介します。
この3つの寺院(遺跡)を回れば十分だと思います。
今回はお互いが少し離れているので車で回りました。
所要時間は約2時間です。
目次
はじめに
このスコータイシリーズのブログを初めて読む方のために、簡単にスコータイとスコータイ王朝の勉強をしておきましょう。
タイ国政府観光庁の公式HPから、スコータイに関する情報を引用させていただきます。
公式HPはこちら。
バンコクから北へ約440キロメートル、タイ北部の南端に位置する古都スコータイ。「幸福の夜明け」を意味するその名のとおり、1238年ここにタイ族による最初の王朝が開かれました。強力な軍事力と「スコータイは美しい国ぞ、水に魚棲み、田に稲穂実る」と当時の碑文が謳ったような豊穣な大地を誇り、第三代王ラームカムヘーンの時代にはその勢力が絶大なものに。近隣諸国はもちろん中国などとも積極的に関係を結び、また仏教の普及にも尽力して多くの寺院を建造、そこからタイの文化芸術の古典様式が花開き、タイの文字や文学が生み出されるなど現在のタイの礎を築きあげました。そんな当時の栄華を偲ばせる荘厳で美しい遺跡群は、東南アジアで最も価値のある史跡のひとつとしてユネスコの世界遺産にも登録されています。
それでは、世界遺産 スコータイ歴史公園の城壁外を車で回った寺院(遺跡)3つを紹介していきます。
ワット・プラ・パーイ・ルアン(Wat Phra Phai Luang)
ガイドブックによれば、ワット・マハタート(他ブログで紹介した城壁内の大寺院)に次ぐ格式の寺院がこのワット・プラ・パーイ・ルアン(Wat Phra Phai Luang:วัดพระพายหลวง)とのことです。
期待して行きましたが、規模は小ぶりでした。
朝8時半前に行ったせいか掃除のおばさんしかおらず、無料で見学させていただきました。
ここの入場券は、次に行ったワット・シー・チュムと共通とのことですが、確認出来ていません。
この遺跡について、タイ国政府観光庁の公式HPから引用させていただきます。
公式HPはこちら。
歴史公園の城壁の北に位置する、スコータイでもっとも古い寺院。スコータイ王朝初期、このあたりに最初の集落が形成され、つづいて寺院が建立されたと伝えられます。数多くある建造物のなかで、3基並んで建つ塔堂(プラーン)がクメール王朝のジャヤーヴァルマン7世(1130–1218)時代に建立されたもっとも古いものですが、真ん中のプラーンはスコータイ時代に修復された跡が残っています。当初は大乗仏教の寺院でしたが、後に上座部仏教寺院に変わり、境内にチェディやスコータイ王朝にしかない坐像、立像、臥像、遊行像の四つの仏像「プラ・シー・イラヤボット」がつくられるようになりました。
スコータイ歴史公園内では、所定の位置からARを使い、昔の建物を遺跡に重ねて見ることが出来るようです。
アユタヤ遺跡同様に、頭を落とされた仏像も数多くあります。
この立像も破壊されたのか、風雨で崩壊したのか分かりません・・・
朝早かったので、観光客は少なく、静かにゆっくり回れました。
この寺院で興味を引いたのは、仏塔の漆喰の細かい彫刻です。
ワット・シー・チュム(Wat Si Chum)
この寺院、ワット・シー・チュム(Wat Si Chum:วัดศรีชุม)には、ガイドブックに必ず出ている巨大な坐仏像があります。
ここを外す訳にはいきません。
タイ国政府観光庁の公式HPから一部を引用させていただきます。
公式HPはこちら。
歴史公園の城壁の西北に位置する寺院。
スコータイを象徴する「アチャナ仏」が祀られています。高さ15メートル、幅11.30メートルの大仏「アチャナ」は、「動かぬもの、変わらぬもの」という意味のバリ語で、まさにいまも変わらず、このスコータイの町を見守っています。
大仏を安置する礼拝堂や横の本堂などは、後のラーマカムヘーン大王(1239–1317)の時代に建立されたものです。
また、菩提樹の森にあったため、「ワット・シー・チュム」との名がついた「シー」は、「サリー」というスコータイの言葉から来ていて、菩提樹を意味します。
ガイドブックによっては入場料150バーツとありますが、100バーツでした。
進んでいくと・・・
見えてきました。
高さ14.7m、幅11.3mの大仏坐像です。
右手が特徴的です。
大仏坐像の横には、小さな坐仏像があります。
仏像は大きいですが、遺跡の規模は大きくありませんでした。
ワット・サパーン・ヒン(Wat Saphan Hin)
最後は、ワット・サパーン・ヒン(Wat Saphan Hin:วัดสะพานหิน)です。
ここは、「もう遺跡はいいや」という人にもってこいです。
理由は、約200mの丘を登るからです。
「丘の上から眺める朝日は絶景」という記述もありますが、わたし達が行ったのは午前10時頃だったので、ビミョーな景色でした。
でも、みんなでフーフー言いながら丘を登るのは楽しかったです。
この遺跡についても、タイ国政府観光庁の公式HPから引用させていただきます。
公式HPはこちら。
歴史公園の城壁の西、高さ約200mの小高い丘陵に建つ寺院。本堂の跡には、高さ12.50メートルの「アッタロッド大仏」が祀られており、そこへ向かうには300メートルの石畳の道を登らなくてはなりません(寺院名の「サパーンヒン」は、「石の橋」という意味)。スコータイ王朝はスリランカから上座部仏教を伝授されていた関係で、立仏像とそれをおさめる本堂の建設が盛んだったようです。ワット・サパーンヒンもその典型的な寺院のひとつ。スコータイ王朝の石碑には「ラームカムヘーン大王は象に乗って度々この寺院へお参りしていた」と刻まれています。丘の頂上からみるスコータイの景色はなかなか雄大です。
ここを登ります。奥に小さく見えるのが目的の仏像です。
仏像が見えてきました。
ちょっと振り返ってみます。
これが頂上の仏像です。
他には何もありません。雑草の花を見つけました。
さあ、下りましょう。
おわりに
2日間で計4時間のスコータイ遺跡の見学でした。
わたし達はこの後、早々にチェンマイに向かいましたが、時間が許せば更に色々な遺跡を回っても面白いでしょう。
何より時間帯が選べれば、早朝の睡蓮やライトアップされた遺跡を見るのも幻想的でおもしろと思います。
個人的には、スコータイ遺跡は、アユタヤ遺跡と同等か、それ以上の遺跡群だと思います。
スコータイ遺跡の見学をお勧めします。
今回の情報が、皆さんのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。