こんにちは、傳兵衛です。
今回は、チャレンジする趣味の話ではなく、シニアの敵、「口臭」撲滅へのチェレンジです。
口臭問題はシニアに限った問題ではありません。
しかし、あなたの口臭が加齢臭同様に本人が気付かないうちに、周囲へ迷惑をかけているかも知れません。
あなたの「ニオイ」のエチケットをもう一度チェックして見ませんか?
目次
口臭のセルフチェック
口臭は本人が気付かないうちに、周囲に撒き散らす『口害』です。
そっと教えてもらえた時はいいですが、気付かず長く垂れ流し状態が続くと悲劇です。
昔テレビで放送されていた入れ歯洗浄剤のコマシャールを覚えている方も多いでしょう。おじいちゃんとお孫さんの会話のやつです。
なんとか自分で、口臭のチェックが出来ないか、その方法を調べてみました。
・自分の息を嗅ぐ
・唾液やフロスのニオイを嗅ぐ
・市販の口臭チェッカーを使う
他にも色々ある様ですが、大きく分けてこの3つに分類出来そうです。
自分の息を嗅ぐ
これが一番手っ取り早い方法です。
息を蓋付のコップやビニール袋に入れて、蓋をしたり袋の口を絞ったりして、息を中に閉じ込めます。
新鮮な空気を深呼吸した後、閉じ込めた空気のニオイを嗅ぎます。
ニオイがすれば、要注意です。
朝起きた直後は、就寝中に増殖した細菌の影響で、一時的にニオイが強い場合もあるので、区別が必要です。このニオイは歯磨きや食事で消えるそうです。
唾液やフロスのニオイを嗅ぐ
これも簡単に調べられます。もしニオイを感じたら、陽性の可能性が高いです。
唾液が臭いと、それが乾燥して口臭の原因になるそうです。
市販の口臭チェッカーを使う
自分の息や唾液とはいえ、ニオイを嗅ぐのに抵抗がある人や、ニオイの程度を数字で知りたい人には「口臭チェッカー」があります。簡易的なものでしょうが、Amazonなどで2千円から5千円程度で購入出来ます。
口臭の原因と対策
それでは、口臭の原因はなんでしょうか?
私は「歯磨きの磨き残しが原因。歯磨きをしっかりすれば大丈夫」と思っていましたが、それだけではない様です。
多くの場合、口内の細菌と、ニオイ物質の原料になる食べカス、剥がれた粘膜などに起因する様です。
細菌+原料=ニオイ と言う関係式は、加齢臭の場合と似ています。
口内の部位別に見てみましょう。
舌苔(ぜったい)
舌の上にある白いコケ状の付着物のことを舌苔(ぜったい)と言うそうです。
私は初めて聞く言葉ですが、食べカスや剥がれた粘膜などが舌の上に付着して、白くなります。これらはタンパク質で、この舌苔が多く付着し、これを口内細菌が腐敗させ、「硫化水素」(硫黄泉の温泉のニオイ)や生ゴミの様なニオイを発します。
シニアだけでなく誰にでも付着する舌苔ですが、付着する原因は、口呼吸による乾燥とか、タバコの吸い過ぎ、ストレス、あまり噛まない食事などがあげられます。
これらはどれもコントロールするのが難しいものばかりです。タバコはやめるに越したことありませんが、いまでも喫煙の習慣があるシニアは、何度か禁煙にトライしたことがある人でしょう。
そこで、私が選んだ対策は、「舌苔」を毎日かき取り、分厚く溜めない、と言うものです。
少し乱暴に聞こえますが、いまは舌を磨く(?)「舌ブラシ」が歯ブラシと同等の価格で販売されています。舌ブラシを使って、舌をこまめに磨きましょう。
ものぐさは、シニアのエチケットの敵です。更に、口腔ケアは身体の健康に繋がります。
毎日の歯磨きに舌磨きを加えることなど、禁煙に比べれば、簡単に出来ますよね。
歯周病
私の場合、虫歯より歯周病が進行している、とかかりつけの歯医者さんが言います。
時々朝の歯磨き中に、突然嫌なニオイを感じることがあります。これは、歯と歯ぐきの間に出来た歯周ポケットに食べカスが入り、寝る前の歯磨きで掻き出せなかったため、ニオイ物質に変化した。そのニオイ物質が朝の歯磨きで掻き出された、と想像しています。
この場合の対策は、もちろん歯周病を治すことですが、歯医者さんの指導に従い、時間をかけて改善していくしかありません。
しかし、毎日の歯磨きの後、一手間かけて、細菌+原料=ニオイ の細菌を減らす方法がある、とかかりつけの歯医者さんは言います。
紹介されたのは、ライオン歯科材株式会社が販売する「システマ SP-T メディカルガーグル」という口腔消毒薬です。
現在、2年以上使っていますが、朝のあの嫌なニオイを感じることもなくなり、なかなか良好です。
清涼感がとても気持ちいいので、歯磨きの後に加え、帰宅時にもこれでうがいをしてます。
歯医者さんでも売っていましたが、Amazonと比べると相当高かったと記憶しています。
虫歯
虫歯は進行すると、タンパク質でできている神経にまで到達します。そして虫歯菌によってたんぱく質が腐敗し、口臭となります。
こうなったら、対策も何も、専門家(歯科医)に助けてもらうしかありませんね。
まとめ
今回は、口臭の原因と対策を述べました。
健康な歯は、口臭予防にとどまらず、身体の健康や、ボケ防止にもいいそうです。
ポイント
・丁寧な歯磨きで、虫歯や歯周病予防に努める
・歯磨きの後は、「舌ブラシ」を使って、舌苔(ぜったい)を描き取る
・口腔消毒薬を1日数回使って、口内菌を減らす
どこかで読んだのですが、現在歯科医の数が多くなり、患者の奪い合いが発生しているとか。
中には、お金儲けを先行させる歯科医もおり、逆に患者による選別にあって、歯科医の二極化も進んでいるそうです。
虫歯も歯周病も、進行が進んで自覚症状が出るまで気付かないもの。信頼出来る歯医者さんを見つけ、少なくとも半年に1回は、口腔チェックと歯垢ケアをしてもらいましょう。