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【BCL】多機能SDRの代表格HDSDRをインストールする手順を紹介します

更新日:

こんにちは、傳兵衛です。

今回は、多機能SDR: Software Defined Radio の代表格 HDSDR をインストールする際の注意点とその手順を、いつもの様にスクリーンショットを使いながら、丁寧に説明して行きます。

初めてインストールする人にはもちろん、チャレンジしたけど、うまく受信できなかった人のお役に立てればと思います。

実際の受信方法は別のブログで紹介しますが、まずはお手持ちのパソコンに必要なプログラムをインストールしましょう。

HDSDR

 

はじめに

世間には色々なソフトウェア・ラジオ(SDR: Software Defined Radio)のソフトウェアがあり、その大部分は無料で提供されています。

従って、色々なソフトウェアをインストールして、比較するのも面白いと思います。

わたしは、スクリーンの見た目で、このHDSDRを選びました。アナログ式のSメーターが気に入ったからです。

性能面や使い勝手については、もう少しこのソフトウェアを使って、改めて紹介いたします。

 

 

インストール前におさえるべきポイント

必要なハードウェアとソフトウェアについて、ポイントをおさえておきましょう。

 

ハードウェア

ソフトウェア・ラジオ(SDR: Software Defined Radio)と言っても、ソフトウェアをインストールしただけのパソコンでは、放送や無線交信を受信することはできません。

パソコンとアンテナの中間に、チューナー用チップと復調用チップを搭載した機器が必要になります。

これの機器の価格は、数千円から10万円を超える機種まで様々です。

SDRに初めて挑戦するなら、地デジ用USBドングルと言う機器が、数千円で手に入るので、気軽にトライ出来るのでオススメです。

しかし、注意すべき点は、地デジ用のためか、機種によっては中波(MW)帯や短波(SW)帯が受信出来ないものがあります

中波帯や短波帯を受信するには、ダイレクトサンプリングという機能が使えるUSBドングルを選ぶ必要があります。

今回わたしが選んだのは、このダイレクトサンプリングに対応した RTL-SDR.COM という機種です。

この機種は類似品も多く、以前購入したのは粗悪品で、USBコネクター部で接触不良が発生しました。注意が必要です。

 

 

ソフトウェア

必要なソフトウェアは、HDSDR本体以外にも、USBドングルをHDSDRが認識するのに必要なドライバーや、HDSDRを動作させるのに必要なソフトウェアが必要です。

既にパソコンにインストールされているソフトウェアもあると思いますが、必要なソフトウェアは、以下の通りです。

Microsoft Visual C++

Microsoft.NET Frameworks

Zadig (ドライバのインストールソフトウェア)

HDSDR本体

ExtIO_RTL2832.dll (アクセス・モジュール)

 

ソフトウェア・ラジオ(SDR: Software Defined Radio)、特にUSBドングルインストール時の注意点です。

それは、地デジ用のドライバをインストールしない(間違えて使わない)と言う事です。

つまり、USBドングルをパソコンのUSBポートに差し込むと、本来の機能である「地デジ受信用」のドライバがインストールされます。

それを、SDRソフトウェア HDSDR が認識出来るドライバに置き換える必要があります。

具体的には、後述のソフトウェアZadigを起動させる直前まで、USBドングルをパソコンのUSBポートに差し込まない、と言うことです。

 

 

Microsoft Visual C++

ご存知の通り、Microsoft Visual C++は、VisualStudioで作られたソフトウェアを動作させるために必要なランタイムです。

多分、最近のパソコンには、既にインストールされていると思います。わたしの中華パソコンにもインストール済みでした。

 

確認方法

まずこのランタイムがインストール済みか確認します。

Windows 10 を例に説明します。

確認は、「設定」→ 「ホーム」 → 「アプリ」 →「アプリの機能」から調べます。

まず、Windowsマークをクリックして、『設定』(歯車マーク)をクリックします。

HDSDR アプリの確認

 

『ホーム』のメニューの中から『アプリ』をクリックすると下記の画面が表示され、「アプリと機能」を選択します。

HDSDR アプリの確認

 

画面を下方に送り、下記の画面の様に、Microsoft Visual C++ 2015 が確認できれば、既にインストール済みです。

HDSDR アプリの確認

 

インストール

もし上記で、Microsoft Visual C++の記述が見つからなければ、インストールされていないので、Microsoftのホームページからダウンロードします。

Microsoftのダウンロードセンターへのリンクは、こちらから

「Visual C++ 2015 」などのキーワードで検索して、ダウンロードします。

HDSDR アプリの確認

 

 

Microsoft.NET Frameworks

Microsoft .NET Frameworkは、マイクロソフトが開発したアプリケーション開発・実行環境です。

これも多分インストールされていると思いますが、確認方法が分からなかったので、取り敢えずダウンロードを試みました。

前述のMicrosoftのダウンロードセンターで、「Microsoft .NET Framework4.7」を検索します。

HDSDR アプリの確認

 

「Microsoft .NET Framework4.7.2 Web インストーラー」をクリックします。

HDSDR アプリの確認 Microsoft .NET Framework

 

次の一文をクリックします。

HDSDR アプリの確認 Microsoft .NET Framework

 

すると、下記のメッセージが表示されました。

つまり、このパソコンには、既にインストール済みで、ダウンロードは不要でした。

右下の『閉じる』をクリックして、終了します。

ダウンロードされていなければ、このまま続行することになります。

HDSDR アプリの確認 Microsoft .NET Framework

 

 

Zading (ドライバのインストールソフトウェア)

ZadingはUSBトングルのドライバをインストールするためのソフトウェアです。

USBトングルが正しく認識されないのは、このドライバのインストール失敗が原因であるケースが多いそうです。

 

まず、ソフトウェアをZadigのWebサイトからダウンロードします。Webサイトへのリンクは、こちらから

 

HDSDR Zadig

 

画面を下方に送ると、「Download」の項目が現れます。

このブログ執筆時の最新版は『Zadig 2.7』なので、それをクリックしてダウンロードします。

HDSDR Zadig

 

ダウンロードが完了したら、ここでUSBドングルをUSBポートに差し込みます。

そして、ダウンロードした『Zadig 2.7』をダブルクリックして、起動します。

HDSDR Zadig

 

Zadigの自動更新を許可するか、だと思います。

わたしは『Yes』を選択しましたが、「More information」を読んで、判断してください。

HDSDR Zadig

 

ソフトウェアが起動したら、「Driver」の矢印の右側に「WinUSB (v6.1.7600.16385)と表示されていることを確認します。

HDSDR Zadig

 

左上の『Options』をクリックして『List All Devices』をクリックし、チェックを付けます。

HDSDR Zadig

 

Zadigの上部の欄の『 v 』をクリックすると、USBデバイスの一覧表が現れるので、その中から『RTL2832U』または『RTL2832U OEM』を選択します。

これらの選択肢がない時は、『Bulk-In, Interface (Interface 0)』を選択します。わたしの場合はこれでした。

HDSDR Zadig

 

選択したUSBデバイス名を確認して、『Install Driver』をクリックします。

HDSDR Zadig

 

ドライバのインストールが始まります。

HDSDR Zadig

 

ドライバのインストール完了のメッセージが出たら、『Close』を押します。

HDSDR Zadig

 

念のため、パソコンがUSBドングルを正しく認識しているか、確認します。

スタートキー(Windowsマーク)を右クリックして、『デバイス マネージャー』を選択します。

下の画面が表示されるので、「ユニバーサル シリアル バス デバイス』を開き、インストールしたデバイス名が認識されていることを確認します。

HDSDR Zadig

 

デバイス名がちょっと気になりますが、「ハードウェアを安全に取り出す」画面では、下記の通り「RTL 2838UHIDIR」の文字が見えます。

デバイス名は、USBドングルまたは Windows のバージョンにより表示が変わるそうです。

HDSDR

 

 

HDSDR本体

いよいよHDSDR本体のインストールを行います。

HDSDRのWebサイトからダウンロードします。リンクは、こちらから

HDSDR

 

画面を下方に送ります。

すると『Download』ボタンが見えてきます。

執筆時の正式版の最新バージョンは、『 HDSDR v2.80 』なので、それをクリックして、ダウンロードします。

HDSDR

 

ダウンロードが完了したら、インストール用ファイル 『HDSDR_install.exe』 をダブルクリックしてインストールを開始します。

他のアプリケーションを終了させ、『次へ(N)』をクリックします。

HDSDR インストール

 

契約書の内容を確認して、『同意する(A)』をクリック、『次へ(N)』をクリックします。

HDSDR インストール

 

インストール先を確認します。問題なければ、『次へ(N)』をクリックします。

HDSDR インストール

 

必要があれば、修正してください。

わたしは、このまま『次へ(N)』をクリックしました。

HDSDR インストール

 

こちらもお好みで変更してください。わたしは、下記の通りとしました。そして『次へ(N)』をクリックします。

HDSDR インストール

 

設定内容を確認して、『 インストール ( I ) 』をクリックします。

HDSDR インストール

 

セットアップが完了すると、下記の画面が表示されます。

『HDSDRを実行する』のチェックを外し、『完了(F)』をクリックします。

HDSDR インストール

 

 

ExtIO_RTL2832.dll (アクセス・モジュール)

正直言って、このアクセス・モジュールの役割ははっきり分かりません。

ネットで調べた結果、どうやら今回使用するUSBドングル RTL-SDR.COM のチューナー用チップに、RealtekのRTL2832が使われていますが(わたしの場合RTL 2838UHIDIR)、これをHDSDRでコントロールするドライバの様です。

HDSDRのWebサイトからダウンロードします。リンクは、こちらから

 

そして画面上部の『 Hardware 』をクリックします。

HDSDR

 

表示されたリストの中から「RTLSDR(DVB-T/DAB with RTL2832) USB」を見つけ、『 DLL 』をクリックして、ダウンロードします。

HDSDR ExtIO_RTL2832.dll

 

ダウンロードした「 ExtIO_RTL2832.dll 」を HDSDRのフォルダーに移動します。

HDSDR ExtIO_RTL2832.dll

 

HDSDR ExtIO_RTL2832.dll

 

 

おわりに

お疲れ様でした。

これで一連のソフトウェアのインストールは完了しました。

次はいよいよUSBドングルをパソコンのUSBポートに差し込み、アンテナを接続すれば受信準備完了です。

USBドングルは、普通のラジオとは異なるので、アンテナを付けなければ、放送の受信も難しいでしょう。

これから先は、別ブログを参照してください。

 

この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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