こんにちは、傳兵衛です。
現在、タイに入国する際、日本は隔離免除国に指定されています。従って、以前わたしが味わった様な2週間に及ぶ隔離ホテルでの滞在は、必要ありません。今回は、日本から出張者が出張してきたので、タイに入国の際に必要な書類や注意点を、時系列で説明します。
今回の情報は、2021年11月現在のものです。
目次
はじめに
今回は、隔離無しでタイに入国するためのポイントや手順に重点を置いて説明します。
タイへ『隔離無し』で入国するための条件は次の通りです。
・渡航前72時間以内の受検したPCR検査の陰性証明書がある
・飛行機での入国である
・新型コロナや関連疾患の治療費を含む最低5万米ドル(約570万円)の医療保険に加入している
・入国時のPCR検査で、陰性が判明されるまで宿泊(1泊)する指定ホテルの予約証明書がある
・必要があればビザを日本で取得しておく
尚、このブログを書いている時入ってきたビックニュースが、
入国時の新型コロナ感染検査を、PCR検査からATK(抗原検査キット)検査に12月16日から切り替える
というものです。
まだ詳細は不明ですが、どうやら12月16日以降に入国する人は、ATKでの検査は、PCR検査に比べ結果が判明するまでの時間が短いため、指定ホテルでの1泊の宿泊も不要になる様です。
ホテルでの1泊滞在は不要になりますが、ATK検査の事前予約は必要だそうです。
しかし、申し訳ありませんが、現時点で詳細は不明です。
日本での準備(タイランドパス取得)
日本での準備のポイントは、なんといってもタイランドパスの取得です。
簡単に言うと、タイランドパスは以前のCOE(入国許可証)に替わるものです。
タイ外務省のタイランドパスに関する Q&A(英文)のページへは、こちらから。
オンライン申請に必要な書類は下記の通りで、それらをJPEG形式(写真撮影またはスキャン)でコピーしたファイルが必要です。
1:ワクチン接種証明書 or ワクチンパスポート
役所に行き、英文のワクチン接種証明書の発行が必要です(接種会場で貰ったものはNG)
尚、出国より14日以上前に必要回数接種を終えている必要があります。
2:医療保険加入証明書(英文、最低5万USDの保障額)
関連情報を含め、在タイ日本大使館の対象ページへは、こちらから。
3:タイへ到着した際の隔離ホテル予約証明書(1泊分)
証明書には、AQまたはSHA+、支払い済み(Paid)の記載があるもので、内容は1泊およびRT-PCR検査が含まれるものです。
ネットの情報によると、信じられないことですが、隔離ホテル詐欺が発生しているそうです。
それは、空港からホテルまでの送迎とPCR検査の代金がパッケージに含まれておらず、到着後、改めて送迎とPCR検査を含んだパッケージ料金を支払わせ、最初のパッケージの代金を返金しない、というものだそうです。
ホテルも火の車なのか、ひどいことをするものです。
予約証明書をよく見て、空港からの送迎やPCR検査が含まれたパッケージになっているか、確認してください。
(下記の予約証明書では、赤矢印のところです)
4:パスポートと必要があればビザ
繰り返しますが、PDF形式のファイルはアップロード不可となっており、アップロード出来るのは、JPG・PNGといった画像ファイルのみとなっています。
スマホで撮影した書類をアップデートする際は、データの大きさや写真の反射・写り具合に注意が必要です。
日本での準備(PCR検査陰性証明書)
PCR検査陰性証明書は、渡航前72時間以内に受検したものでなくてはいけません。
しかし、タイランドパスは渡航7日前までに登録する必要があるので、この陰性証明書はタイランドパス登録のための必要書類とはなっておらず、タイランドパスとは別に持参する必要があります。
タイでの入国審査
出張者の場合は、空港で飛行機を降りてからホテルの車に乗るまで30分程度の所要時間だったそうです。
これは、飛行機の搭乗者数や、同時刻に到着する飛行機の有無により変わると思われます。
出張者が利用したタイ国際航空機は、とてもガラガラで、20名弱の乗客しかいなかったそうです。
1:飛行機到着(15:00)
2:飛行機下りて第一検査(15:15~15:20)
椅子が設けられており、そこに座っていると係員の人が席に来て必要書類を確認します。
タイランドパスQRコードと日本で受けたPCR検査陰性証明書のみが必要です。
それを順番がきたら確認、そしてQRコードをスキャンします(所要時間約5分)
3:イミグレーションへ(15:20~15:25)
パスポートを渡し、写真を撮影します。
※今までの入国手順と同じです
4:荷物のピックアップ(15:25~15:35)
※出張者の場合はここで10分程度の待ち時間があったそうです。
5:出口へ(15:35~)
一か所しか開いていないので迷うことはないそうです。
10番出口(C)に隔離ホテル関係者が勢ぞろいしており、予約しているホテルの名前を聞いてくる様です。
ホテルのドライバーと合流し、車に乗車します。
6:ホテルへ(15:45~)
隔離ホテルにて(1泊2日)
ホテルによって、手順や連絡方法など、若干の違いはあると思います。
我が社の出張者の場合は、ホテルに着いたら書類の確認及び、この後の流れなどの説明があったそうです。
その後PCR検査を行い、部屋へ案内されました。
彼の場合、PCR検査の結果がでるのは、翌朝9時くらいとのことだったそうです。
朝になると部屋に結果の電話がかかり、陰性でしたので帰って大丈夫ですとアナウンスされたそうです。
おわりに
新型コロナの感染状況は日々変わっており、これからも入国のルールが変わることは、十分予想されます。
最新の情報を、在京タイ大使館のHPや、在タイ日本大使館のHPで確認してください。
今回は、個別のオンラインでの申請方法は割愛しましたが、オンラインでの申請方法は、下記の関連ブログを参考にしてみてください。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。