こんにちは、傳兵衛です。
アマチュア無線局の局長さんの中には、弱い信号でも遠くの局とQSOが可能と言われているFT-8ですが、つまずきの第一歩が局免許の変更申請ではないでしょうか。
今回は、四アマのわたしですが、ちょっと分かり辛い申請「総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite」について、スクリーンショットを使って説明します。
目次
はじめに
今回のアマチュア無線局の局免許変更申請は、総務省の「総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite」を使って行います。
システムの操作自体は難しくありませんが、混乱する点が2点あります。
ポイント1
新しくFT-8用に新しく無線機(わたしの場合IC-705)を増設しようとする場合、申請を2回行うことになります。
1回目の申請は、新しい無線機の増設の申請。
2回目の申請は、FT-8を使う為に、増設した無線機にパソコンをつなぐ、という申請です。
1回の申請で両方の申請が出来ればいいのですが、現時点では上記の申請は同時に出来ない様にシステム上プロテクトがかかります。
ネット上で調べると、
パソコンを附属装置として接続した状態でIC-705を増設しようとすると,せっかくの技適がとれてしまうという扱いになる
という記述があります。
ポイント2
FT-8の電波型式F1Dを追加する必要があるか否かで、必要な申請書類等が変わって来ます。
- 免許状の指定事項に変更がない
- 免許状の指定事項に変更が伴う(技適機)
- 免許状の指定事項に変更が伴う(非技適機)
わたしの免許状に記載されている4HAにはFT8の電波形式F1Dが含まれてい、とのことなので、今回は上記1の場合で申請を進めます。
他のケースなど、アマチュア局の免許手続きの簡素化について(デジタルモード追加)は、総務省のHPをご参照ください。リンクは、こちらから。
電子申請
それでは、電子申請を始めましょう。
総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite へのリンクは、こちらから。
多分、多くの局長さんは既に本システムのユーザIDとパスワードをお持ちと思いますが、まだ持っていなければ「新規ユーザ登録」が必要になります。
今回は、新規ユーザ登録の方法は割愛させていただきますが、難しくありませんので、下記の手順1及び2を参照して、事前に準備してください。
ログイン
ユーザIDとパスワードを既に持っている人は、『ログイン』をクリックします。
初めて利用する方は、説明文を参照するといいでしょう。
事前に登録したユーザIDとパスワードを使ってログインします。
変更申請(届出)
『変更申請(届出)』タブを開きます。
そして『申請・届出』をクリックします。
注意書きが表示されます。
無線局免許状を用意します。
理由は「コールサイン」と「免許の番号」を後で入力するためです。
コールサインを知らない人はいないと思いますが、「免許の番号」はどうでしょう?
わたしは覚えていません(笑)
『はい(登録へ進む)』をクリックします。
申請開始
いよいよ申請開始です。
「新たに申請手続を開始します。」と「無線免許状をお持ちの場合」が選択されていることを確認します。
『必要項目の全てを最初から入力』をクリックします。
申請書
必要項目を入力していきますが、大部分は『登録済みユーザ情報を自動入力』ボタンをクリックすれば、手間が省けます。
必須項目で自動入力がされていない項目は、ここで入力します。
わたしの場合、「電子メールアドレス」は手入力しました。
『次へ』をクリックします。
事項書及び工事設計書
今回は、FT-8に使用する無線機が増設済み、という前提です。
事項書及び工事設計書の「変更する欄の番号」は『16 工事設計書』にチェックを入れます。
そして、画面を下方に送り、「 15 備考 」の「 備考 」欄には『デジタルモード運用のため付属装置(パソコン)を接続 』と文字を入力します。
そして『 次へ 』をクリックします。
すると「変更項目で選択された項目が入力されていませんがよろしいですか?」と聞いてきますが、『 OK 』をクリックします。
申請届出事項
次に「 申請届出事項 」が表示されるので、『 無線設備変更工事等の許可又は届出』にチェックを入れます。
『次へ』をクリックします。
内容確認
今まで入力した「無線局の変更申請書(届出書)」が表示されるので、内容を確認します。
間違いがなければ『 次へ 』をクリックします。
保存・送信
さて、内容確認が終わったので、後は送信するだけですが、その前に入力した内容を保存しておきましょう。
今後の変更申請や訂正申請等に利用できます。
『 入力内容保存 』ボタンをクリックして、入力内容を保存します。
そして『 送信 』ボタンをクリックします。
確認のポップアップが表示されたら『 OK 』をクリックします。
申請完了のメッセージと「お問い合せ番号」が表示されます。
問い合わせの際に必要になる番号なので、控えておきましょう。
おわりに
いかがでしたか?
わかっちゃえば、それほど手間は掛らない申請だと思います。
しかし、2段階の申請になるので、1段階の申請に対し審査が終了するまで約1ヶ月、都合2ヶ月の期間を要します。
免許状等返信用封筒の送付方法を説明した総務省のホームページへのリンクは、こちらから。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。