こんにちは、傳兵衛です。
今回は、タイ バンコク近郊のカンチャナブリー で旧泰緬鉄道に乗る企画を立てました。
職場の同僚とシラチャから4時間半かけて向かいましたが、1番の目的だった旧泰緬鉄道に乗れなかった失敗談を紹介します。
反面教師として、皆さんの観光の参考になれば嬉しいです。(ならないか・・・な)
目次
はじめに
今回の日帰り観光旅行は、2つの目的がありました。
1、旧泰緬鉄道に乗車する。
タイで電車に乗ったことがなかったことと、取引先の社長が「景色が素晴らしく、とても良かった」と話していたのが理由です。
2、映画「戦場にかける橋」で有名なクウェー川鉄橋のイベントを見る。
毎年11月下旬から12月上旬にかけて開催される、『クウェー川鉄橋週間』というイベントを見ることです。
タイ国政府観光庁のホームページから引用します。
クウェー川鉄橋や泰緬鉄道などの第二次世界大戦中の歴史的な建設物を記念した祭り。最大の見どころは、ライトアップされたクウェー川鉄橋とそこで繰り広げられる光と音の祭典。映画「戦場に架ける橋」のワンシーンを彷彿させるエキサイティングな光景がカンチャナブリーの幻想的な夜を演出してくれます。毎年開催日が異なりますので、事前にご確認下さい。
しかし、この2つの目的は、どちらも果たすことが出来ませんでした。
皆さんの反面教師となって、同じ失敗を繰り返さないように、今回の失敗談を紹介します。
旧泰緬鉄道に乗車出来なかった
今回はタイ人の友人が、案内してくれることになっていました。
彼は色々観光ルートを考えてくれたのですが、私たち日本人の第1目標である「旧泰緬鉄道の乗車」は、彼の観光ルートには入っていませんでした。
旧泰緬鉄道には、カンチャナブリー 駅10時30分発の列車に乗るつもりでしたが、10時15分頃に、名前は忘れましたが、とても立派なお寺に到着しました。
お寺に着いて初めて目的地が違うことを知りましたが、後の祭りです。
カンチャナブリー 駅に10時30分に着くのは無理で、「列車は出てしまう・・・」と思い、涙を呑んで乗車は諦めました。
しかし、後で分かったのですが、乗ろうとしていた列車はバンコクから来る列車で、30分以上遅れていたのでした。
1分も遅れない日本の電車とは違うのです。カンチャナブリー 駅に行って確認すれば、列車に乗れたかも知れません。
反省ポイント
・観光ルートは事前に再確認する(コミュニケーションの問題)
・長距離の移動は、休憩時間も含め、余裕を持つ
・列車は定刻で来るとは限らない。諦めずに駅で確認する。
ちなみに、2番目の目的、クウェー川鉄橋のイベントを見れなかったのは、工場でトラブルが発生し、その日に出社する必要があったので、こちらも涙を呑んで諦めました。
タムクラセー橋駅からカセー洞窟へ
想定外のトラブルも発生しましたが、それでも5時間近くカンチャナブリー を観光したので、その内容をレポートします。
日本人同僚と話していた計画は、カンチャナブリー 駅から列車に乗って、タム・クラセー駅で降りる予定でした。
そこでタム・クラセー駅まで車で行こうと思ったのですが、「手前の駅から線路を歩いて行こう!景色がいいから。」とタイ人の友人から提案があり、その案を採用しました。
タム・クラセー駅まで400〜500mでしたが、これが大正解でした。
スアンサイヨーク・リゾート(Suansaiyok Resort)の駐車場で車(チャーターしたミニバン)を降りました。
リゾートの係員にお客さんが来たと慌てさせてしまい、申し訳ありませんでした。
駐車場出口の踏切を左に曲がり、「タムクラセー橋駅」に向かいます。
タムクラセー橋(クラセー橋)駅は、踏切のすぐ横です。
時刻表です。1日3往復です。
奇数番号がナムトック行きです。
上から3番目の257番列車に乗るハズでした。
線路の傍には花が植えられていて、とても綺麗でした。
この花はTwitterで『コエビソウ』と教えてもらいました。
おまけに花言葉まで・・・「ひょうきん」「思いがけない出会い」
他にも、色々ありますが、名前は不明です。
もちろん雑草もあります。
橋の手前に、お地蔵さんの様な石仏がありました。
建設中に事故で犠牲になった人への慰霊か、列車の運行の安全を祈願しているのか・・・
これが、木製の橋です。「アルヒル桟橋」と言うそうです。
ここを渡って次の駅へ向かいます。
実際には線路の間に鉄板が敷かれていて、そこを歩きます。
高所恐怖症でなければ、ドーってことありませんが・・・
すれちがう時はちょっと緊張します。
相手が女性やお年寄りの時は、線路の外側の枕木に避けるので・・・
上の写真を見てもらえばお分かりの通り、バンコク/カンチャナブリー 方面から列車に乗るときは、進行方向左側の席を確保するのがMustです。
右側は崖しか見えません。
しかも257番列車は結構混んでいるので、早めに席を確保すること、とガイドブックに書いてあります。
ここは眺めも良く、ちょっぴりスリルも味わえるので、後述のクウェー川鉄橋よりお勧めです。
コテージやキャンプ場もあります。日本のキャンプ場より空いていますね。
線路をどんどん歩いて行くと、「カセー洞窟」があります。
入場料は無料ですが、中に仏像があり、入口で線香とロウソクを10バーツで売ってます。なんとなく買わないといけない雰囲気でした。
2人分のつもりで20バーツ渡したら、お花も付けてくれたので、それを受け取り中に入りました。
いつもの様にタイ人の友人の真似をしてお参りします。
仏像の横にカメの形の石があり、やはりコインが置かれていました。
洞窟はさらに奥があるみたいなので進みます。
しかし特別目立ったものもなく、すぐ行き止まりになっていました。
カセー洞窟からタム・クラセー駅へ
カセー洞窟をあとにして、タム・クラセー駅に向かいます。
タム・クラセー駅側のウェルカムボードです。
タムはタイ語で洞窟の意味で、クラセー洞窟駅になりますが、洞窟の入口にはカセー洞窟と書いてありました。
どうでもいいことですね。マイ・ペンライ、マイ・ペンライ。
タイ語はどちらもタムクラセーと書いてあるのだそうです。
その横には立派なブーゲンビリアの株がありました。
時刻は12時30分頃だったので、昼食にしようと思ったその時、汽笛が聞こえました。なんで今頃・・・
遠くにヘッドライトも見えます。列車です。
30分以上遅れての到着です。
と言うことは、乗車を諦めずカンチャナブリー 駅に向かっていれば、列車に乗れたかも・・・残念です。
日本では考えられない場所で写真を撮ってもOKです。列車は最徐行です。
わたしも負けずに最接近で撮影しました。
本当は、この列車に乗るはずだったのに〜ィ。
機関車の次は一般車両で、多くの乗客が写真を撮っています。
窓を開けているので、エアコンなしの車両の様です。
一般車両が続いた後は、窓の開かないエアコン車両です。
写真を撮るためデッキに立っている人がいました。
何両編成か数えるのを忘れましたが、これが最後の車両です。
6〜7両はあったと思いますが、定かではありません。
列車から大勢の人が出てくると思って、慌ててレストランに入りました。
タム・クラセー・レストランという一番カセー洞窟に近いレストランです。
お店の人が取り分けてくれるビュッフェ形式のレストランで、1人前50バーツ程度だったと思いますが、正確な金額は覚えていません。
席からの眺めもいいです。
結局列車から降りた人はほとんどいなかったみたいで、ゆっくり食事が出来ました。
食事を終え外に出ると、素晴らしいアリアケカズラ(バーンブリールアン)が出迎えてくれました。
この後、タム・クラセー駅周辺を探索して、クウェー川鉄橋に向かいますが、そのレポートは後編でお伝えします。