こんにちは、傳兵衛です。
ASQホテルは沢山ありますが、どこにすればいいか迷ってしまいます。
限られた予算の内で、一番快適なホテルを選びたいものですね。
1つの選択肢として、ラヨーン県、チョンブリ県の工業団地に通う駐在員の街、シラチャのASQホテルを選ぶ、というのもアリです。
つまり同僚が住む地元にASQホテルなら心強いですし、ちょっとした差し入れも可能でしょう。
今回はチョンブリ県シラチャ にある高層ASQホテル アライズホテル(Arize Hotel Sriracha) をご紹介します。
(写真はアライズホテル23階から撮影したものです。写真に写っている建物はアライズホテルではありません)
目次
はじめに
毎度のことですが、この情報は、2021年6月下旬から7月上旬まで、実際に日本から赴任して来た同僚が、タイ政府代替検疫施設(ASQ (Alternative State Quarantine)ホテルとして宿泊した情報です。
変更の可能性があることをご承知おきください。
限られた予算の中で全ての欲求を満足させるのは難しいものです。
何を優先させ、何を我慢するか、まずはその点をはっきりさせることをお勧めします。
わたしは3月にどうしても一時帰国する必要があり、4月にバンコクのASQホテルを利用しました。
その時の体験をまとめたブログがありますので、こちらもご覧ください。
最近の隔離期間中の生活
わたしの隔離経過観察期間(2021年4月)は11泊でしたが、現在の隔離期間(2021年6月)は15泊に延長されています。
同僚からの情報を箇条書きにします。
・PCR検査以外は部屋の外に出られない(以前は、清掃中に部屋の外に1時間弱出れた)
・朝8時、夕方6時に検温を行い、LINEで報告する
・PCR検査は、1日目、6日目、12日目の3回行われる(以前は2回)時間は都度連絡がある
・差し入れは、アルコール以外ならOK
外観とロビーでの受付
アライズ ホテル シラチャ( Arize Hotel Sriracha )の外観です。
綺麗な高層ホテルです。
タイ人同僚によると、以前は中国人観光客が多く宿泊していたみたいですが、コロナ禍の今は外国人観光客はゼロです。
ホテルのホームページはFacebookになりますが、こちらから。
住所は、
8/88 Moo 4, Sukhumvit Road, Surasak, Si Racha, Chon Buri 20110 Thailand
電話番号は、
+66 38 199 078
メールアドレスは、
reservations@arizesriracha.com
まずはロビーで受付を行います。
パスポート、PCR検査陰性証明書、予約票など、入国時の書類一式を提出します。
ホテルとの生活関係のやり取り、病院 ( Laem Chabang Hpspital )への検温の報告など、全てLINEアプリを利用します。
やり取りは全て英語になります。
LINEへの登録は、ホテルスタッフが手伝ってくれます。
こちらは病院用のカウンターです。
体温、血圧、脈拍などをチェックし、問診も行われます。
また隔離期間中のスケジュール説明(PCR検査の日程)があります。
手渡される資料と体温計です。
詳細は前述・後述します。
部屋のカードキーがなぜか2枚、WiFiのパスワード等を受け取ります。
もちろんスタッフが部屋まで案内してくれる(監視?)し、荷物も運んでくれます。
部屋の紹介
今回の部屋は、Alternative Local State Quarantine (ALQ) Package 15 Nights というパッケージの内、
Room Typeが 『 Junior Room 48 sq. m. 』というものです。
料金は、40,500バーツになります。
1名用の部屋のタイプは、料金が35,900THBから44,500THBまであり、この部屋は中間に位置します。
他に家族3名用の部屋もあります。
予約時に、「どの部屋にも、電子レンジと洗濯機は付いている」と言われて安い部屋を予約しましたが、実際は付いておらず、初日で部屋を移動することになりました。
ホテルスタッフの調子の良さが気になりました。
部屋の写真
浴室・洗面所
バスタブに浸かりながら、外の景色や夜景を楽しめます。
トイレはシャワー付きですが、ウォシュレットタイプではない様です。
アメニティーはこんな感じです。
これ以外に、タオル、バスローブ、スリッパがあります。
アメニティー類は、なくなったらLINEで頼めば持って来てくれます。
電化製品
楽しみの1つである日に3度の食事を美味しくいただくには、電子レンジは必須だと思います。
特にお弁当タイプの食事を提供するホテルは、冷えた食事が来ることがよくあります。
同じく冷蔵庫も必須です。
冷蔵庫は、普通のホテルでも付いていると思いますが、この位の大きさの冷蔵庫があると安心です。
荷物を減らすには洗濯は欠かせません。
いくら外出しないから、と言っても15泊するわけですから、それなりの洗濯物が発生します。
一度も洗濯しないとなると、かなりの服や下着が必要になります。
洗濯洗剤は部屋にあります。
他にドライヤーや、IHコンロがありますが、IH対応の鍋等がないので、使用できません。
その他の備品
食器関係はこれらが備品として用意されています。
さらに、飲み物としてミネラルウォーター、コーヒー、紅茶などがあり、なくなったらホテルにLINEすれば持って来てくれます。
娯楽について
娯楽といっても、部屋から出られないので、限られたものになってしまいます。
ただこのホテルは、他のASQホテルと比べて、関東・関西地上波に加えて、BSやCSが見られるので、チャンネル数は多いと思います。
Amazonプライム・ビデオを見ようと機器を持ち込んでも、海外からのアクセスは弾かれてしまうケースが多く注意が必要です。
YouTubeの方が時間を潰すにはいいと思います。
このホテルには、映画のサービスもあります。
食事について
食事は毎朝、翌日の朝食、昼食、夕食の各メニュー(3〜4種類)から希望のお弁当をLINEで注文します。
朝食
朝食のみ、オレンジジュースまたは牛乳が付きます。
ある日の朝食のメニューです。
昼食
ある日の昼食のメニューです。
飲み物がないのが残念です。
夕食
ある日の夕食のメニューです。
実際の食事
実際に運ばれて来た食事です。
食器で運ばれて来るホテルにはかないませんが、お弁当と思えば悪くはないでしょう。
お弁当の受け渡し
部屋の入口前の台の上に置かれます。(緑枠)
チャイムを鳴らしてくれる人と、鳴らしてくれない人がいるので、時間になったら確認する必要があります。
食べ終わったお弁当(ゴミ)は、同じく入口の台の下に置きます。(赤枠)
体温測定とPCR検査
体温測定
毎日2回、体温を測定し、病院とのLINEで結果を報告します。
測定・報告する時間は、朝8時と夕方6時です。
測定結果の出ている体温計を写真に撮って送ります。
PCR検査
PCR検査は、隔離期間中3回行います。(以前は2回)
1回目:到着した翌日
2回目:6日後
3回目:12日後
時刻は、フロントから連絡があるか、病院のLINEから連絡があります。
指定時間になったらロビーへ行きます。この時は部屋から出ても、もちろんOKです。(この時以外は厳禁です)
病院のカウンターで、体温、血圧、脈拍などを測定します。
病院のカウンターで、各種測定の後、小瓶を渡されるので、それを持ってロビーの外へ出ます。
ロビーの外には、PCR検査を実施するBoxがあるので、そこで検査を受けます。
PCR検査の結果は、後日ホテルからLINEで知らされます。
その他
ホテルから書類を作成する為に、隔離後の住所を連絡して欲しい旨のLINEが来ます。
隔離後の滞在先の住所は、あらかじめメモしておくと良いでしょう。
また、Certificate Of Entry (COE 入国許可証 )を提出する様に連絡が来ることがあります。
PDF形式のCOEをスマホにあらかじめ保存しておくといいでしょう。
感想とアドバイス
以下は今回隔離宿泊した日本人同僚の、あくまでも個人的意見ですが、皆さんの参考になれば幸いです。
良かった点
・部屋の広さは問題なく、電化製品、アメニティーも充実している
・昼間も夜間も部屋からの眺めがいい(シラチャ側の部屋の場合)
・スクンビット通り(大通り)に面しているが、高層階だったからか騒音は気にならなかった
・テレビのチャンネル数が多く、充実している
・喫煙者用の部屋もある(予約時に指定する)
気になった点
・お弁当を持って来る時間が日によってまちまち
・お弁当を部屋の前に置いて、ブザーを鳴らす人と鳴らさない人がいる
・ネット環境が悪い時がある
・朝、夕に日差しが部屋に入り、暑く感じることがある(エアコンで調整可)
・バルコニーがなかった(1つ上のクラスの部屋はバルコニー付き)
お弁当について
・決して美味しいとは言えないが、朝・昼・夜と3〜4種類ずつ選択肢があるので、好きなものを選択できる
・朝は、オレンジジュースまたは牛乳を選択できる
・フルーツ(スイカ、メロン、パイナップル)が出て来る
・食パン・ハンバーガーのバンズが硬い
・毎回ではないが、味噌汁が付くメニューやそばがメニューに載ることもある
ただ味噌汁好きの人には、インスタント味噌汁を持参することをお勧めします。
・どんぶり系は、おかずが少なめで、ご飯の量が多い
普段食べ慣れているおかずを持参することをお勧めします。
缶詰でもOKですが、パウチ入りのものならかさ張らず、軽量です。
・調味料を持参した方がいい
持参した方がいいもの
日用品
・ひげ剃り、くし(日本のビジネスホテルと違い、置いてない)
・爪切り(15泊するので爪も伸びる)
・体を洗うボディータオル
・ナイフ(差し入れがある場合)
・リップクリーム(部屋が乾燥している)
・お箸があると便利(フォークとスプーンはあるが)
食料品
・自分の好きなお菓子(アメもあると良い)
・おつまみ(乾きもの以外に電子レンジで温められるものや缶詰なども)
・飲み物(粉タイプ・スティックタイプのもの)
部屋にはミネラルウォーターしかないので、水中毒防止のため、スポーツドリンクのパウダーを持参しましょう。
・アルコール(アルコール以外は差し入れ可能)
・お椀で食べられるラーメン
おわりに
いかがだったでしょうか。
15泊16日は短い様で、単調な毎日なので長く退屈です。
「感想とアドバイス」を参考に、自分の好きなものを持ち込んで、少しでも快適な時間を過ごしてください。
また個人的には、南国のリゾートホテルより生活感のあるサービスアパートメントタイプのASQホテルをお勧めします。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。