こんにちは、傳兵衛です。
今回は、わたしが日頃から使っている『放送受信ログ』を紹介します。
単純にエクセルで作成したテンプレートで、ダウンロードが可能ですから、ご自分で使いやすい様にアレンジしてお使いください。
目次
はじめに
ネットを検索すると、ログブックやそのテンプレートが紹介されています。
しかし、そのほとんどが1局の受信記録を1行にまとめて記録するものです。
わたしが使っている放送受信ログは、1局につきA4用紙1ページ使うものです。
ちょっと贅沢な気もしますが、番組内容を十分なスペースに記入出来る様にして、受信後にこのログを見れば受信報告書を作成出来る様に考えました。
しかもその番組内容や感想・その日の出来事を日記の様に保存して、後から見返せることを念頭に置きました。
各項目は説明が必要なものでもありませんが、1つずつ紹介して行きます。
内容の紹介
ログブックを整理する情報
これは、ページをまとめるための情報です。
簡単にいうと、年毎に追番をふる、つまりページ番号を付けるものです。
ログの右上を見れば、「今年は何局受信したか」などが分かります。
年:今年を西暦で記入します。
No.:その年の追番です。(前ページのNo. + 1)
放送局の情報
受信した放送局の情報です。
受信報告書を作成する上で必要な情報が、抜けない様に記入します。
また受信報告書を出した日とベリカードをもらった日も情報として記入します。
放送局名:受信した放送局名
コールサイン:分かれば記入します(海外の放送局などは調べるのも難しいかも知れません)
周波数:複数の周波数で、同時に放送している局もあるので、受信している周波数を記入します
受信年月日:受信した日付です(前述の「ログブックを整理する情報」の年と同じになるので、省略も可です)
受信時間:放送を受信した時間を記入します。UTCとは協定世界時のことです。
わたしが電波少年の頃はGMTというのを使っていましたが、30年以上のブランクの間に、UTCという言葉を使う様になったみたいです。
日本の標準時間(JST)から9時間を引いた時刻になります。朝の受信では注意が必要です。前日の日付になります。
国内の放送局の場合は、JSTでも構わないでしょう。
使用受信機:項目名の通り、使用した受信機名を記入します(受信報告書にはメーカー名も記入します)
アンテナ:使用したアンテナを記入します
受信報告書:受信報告書を出した日を記入します(月/日 スペースの関係で年は割愛しました)
QSL:ベリカードが届いた日を記入します(受信報告書欄と同様です)
放送内容
放送内容を細かく記入出来る様にスペースを大きくとりました。
放送内容だけでなく、受信状態もなるべく細かく記入していきます。
受信時刻(UTC):ここでは番組の開始時間を記入していきます
受信状態(SINPO):受信状態をSINPOコードで記入していきます(受信状態に変化があればその都度記入します)
S:信号の強さ 5(ローカル局並みに強い)<ー> 1(非常に弱い)
I:混信の激しさ 5(全くない)<ー>1(非常に激しい)
N:雑音の激しさ 5(全くない)<ー>1(非常に激しい)
P:伝搬障害の激しさ 5(全くない)<ー>1(非常に激しい)
O:総合評価 5(ローカル局並みに良好)<ー>1(実用にならない)
混信局等:受信状態をSINPOコードだけでなく、言葉で表現するための欄です
放送内容:番組名やニュースの項目などなるべく詳細に記入します
アナウサー:アナウサーの名前や、名前が分からなくても男女の別などを記入します
◀︎ マークは、縦方向の中間を意味します。
プリンターによって多少のズレが発生するかもしれませんが、このマークと2穴あけパンチの印を合わせると、簡単にログの中心に穴があけられ、綴じることができます。
ログの下段には、番組に対する感想と放送受信とは直接関係ない事柄も、日記の様に一言書けるスペースを作成しました。
後で読み返すと面白いかもしれません。
ダウンロード
この『放送受信ログ』は、エクセルを使って作成しました。
マクロなど使っていない、単純なテンプレートです。
もしよろしければ、ダウンロードしてそのまま使ってもらっても、ジジくさいデザインを変更してもらっても構いません。
感想やアイデアなどいただければ嬉しいです。
放送受信ログ(PDF版)
放送受信ログ(EXCEL版)
おわりに
皆さんはどの様なログブックを使用していますか?
今回は、1局を1ページにまとめる放送受信ログのテンプレートをご紹介しました。
受信報告書をスムーズに書くことが目的ですが、加えて、日記の様に後から読み返すことにも重点を置きました。
これも自分が歳をとった証拠かもしれません。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。