こんにちは、傳兵衛です。
ルーイ県は「タイで最も涼しい地」と言われているタイ東北部の県です。
そのルーイ県に、富士山によく似た山があると聞いて見てきました。
タイ富士とかルーイ富士と呼ばれている プーパーポ (Phu Pa Pho)です。
日本各地にも別名〇〇富士と呼ばれている山はいくつかありますが、さてタイの富士山は本物に似ているでしょうか?
合わせて、近くの観光地もご紹介します。
目次
はじめに
前日はメコン川のサンセットクルーズ、そしてチェンカーンのウォーキングストリートを楽しみ、今朝はとても綺麗な雲海と日の出に驚きました。
乾季の時期ならではのことらしいです。
その時の様子は、こちらから。ぜひご覧ください。
さて雲海を楽しんだ後は、再びメコン川の景勝地、銀色の水牛像がある寺院、メコン川に突き出たスカイウォーク、そして目的のタイ富士を観光しました。
今回も写真いっぱいでご紹介します。
最後までご覧ください。
ケーンクックー(Kaeng Khut Khu)
チェンカーンの街からすぐ近くのメコン川の景勝地 ケーンクックー です。
綺麗な山並みやラオス側の村が見れるそうです。
しかし、朝が早かったせいか川面は霧におおわれ、対岸はもちろん、近場も見えません。
霧がなければこんな風に見えるらしいです。
ここは朝ではなく、夕方に夕焼けを見る場所の様です。
このおじさんは、タイの国民的英雄・・・ではないようです。
会社のタイスタッフは誰も知りませんでした。
ターというラオス人の猟師らしいです。
物語の絵と説明文がありました。
説明文を自動翻訳してみましたが、意味不明の部分が多く、肝心な結末がわかりません。
そこで友人の通訳さんの力を借りて、翻訳してもらいました。
この猟師の名前は、タージュンクンです。
鼻は赤くて、鼻の穴が大きいです。
子供たちは、サバーという遊びに使用する駒を持ってきて、彼の鼻の穴をからかって遊ぶのが好きです。彼は野生動物や水の中にいる生き物を狩るのが上手です。
ある日、彼は銀色の水牛を見かけて撃とうとしたところ、貨物船が横切ったので、水牛は驚き、山の中へ逃げて行ってしまいました。そこでその山を「銀色の水牛の山」と呼ぶようになりました。
彼は銀色の水牛を獲ることができなくなったので、その商人に怒りました。そしてラオス側の山に向けて1発、銃を打ちました。
すると山の頂上が欠けたので、この山の名前は「パーベーン」と呼ばれ、そして山のタイ側にある村は「パーベーン村」と呼ばれています。
そして彼は貨物船が彼の狩を邪魔しないようにする方法をみつけました。それは岩を持ってきて、川をせき止めるというものです。
少年僧はそれを見て、もし川をせき止めるのが成功したら、メコン川に頼っている人や動物が大変になると思いました。
少年僧は大きな石を運ぶために、竹製の天秤を使う計画を立てました。
彼はこの方法に同意し、だまされ、竹製の天秤で大きな石を運ぶ時に、竹棒が折れて、それが首に刺さって、彼は死にました。彼は「クッ(ト)クー(ヒザを抱えて丸くなる)」の体勢で死んでいたので、彼が水をせき止めるために石を持ってきた場所の辺りを「ケーン(急流)・クッ(ト)クー」と呼びます。
やっと物語の意味がわかり、スッキリしました。
この辺りの地名の由来もわかりました。
友人の通訳さんに感謝です。
相変わらず景色が楽しめないので、猟師ターの像の後ろのホテルで朝食をとりました。
レストランのオープンテラス席は眺めがいいらしいですが、まだ霧の中です。
霧がなければ、こんな風に見えるそうです。
バフェ形式ですが、目玉焼きはその場で焼いてくれます。
クイッティアオ「タイ風のラーメン」が一番美味しかったです。
食事が終わる頃、やっと対岸がぼんやりと見えてきました。
ワット プラ プッタバート プー クワーイ グン (寺院)
山の上のお寺に寄りました。
ワット プラ プッタバート プー クワーイ グン Wat Phra Phutthabat Phu Khwai Ngoen という寺院です。
仏足跡(石:ぶっそくせき)が有名な様です。
先程の猟師ターの物語に出てくる銀色の水牛 ?の像もあります。
写真はありませんが、ウサギに餌をやることが出来きます。
小さい子供には楽しい場所だと思います。
石を積むのは日本もタイも同じです。
展望台は工事中でしたが、眼下に集落が見えます。
ご本尊さまです。
仏足跡(石)のある塔はとても綺麗でした。
仏足跡(石)です。
功徳を積んだ人だけがこの仏足跡にお参り出来たそうです。
それは、この寺院は山の頂上にあり、昔は寺院への道が非常に険しかったためだそうです。
いまは道は舗装され、駐車場も完備されています。
スカイウォーク・プーコックギウ
タイとラオスの国境、メコン川を眺めることが出来るスカイウォークです。
タイ国政府観光庁公式ホームページからの引用です。
タイとラオスの国境にある展望台で、地上80メートル(ビルの高さで30階)、歩道の幅2メートル、全長80メートル。透明なガラス製のスカイウォークで、中心部には巨大な仏像もあり、タイで最もスリルのある展望台として、ルーイ県のランドマークとして誕生しました。展望台の真ん中辺りから見ると、右側の大きな流れのメコン川(แม่น้ำโขง)と左側からのフアン川(แม่น้ำเหือง)の流れが合流しています。この場所から、沈む夕日に赤く染まる空や対岸のラオスを眺めることができます。
入場料は無料だそうです。
しかし、スカイウォークの床面ガラスの保護のため専用のスリッパ30バーツ、送迎バス運賃20バーツとタイ国政府観光庁公式ホームページにはでています。
でも、この看板を翻訳すると、60バーツ/人の様です。
床面ガラスの保護のため専用のスリッパです。
スカイウォークに踏み出す前に、靴をこれで覆います。使用後は持ち帰り出来ます。
お土産屋さんのアーケードを通り抜けます。
これが地上80m、長さ80mのスカイウォークです。
後ろを振り返ると、お釈迦様が微笑んでいます。
ここが、右の大きなメコン川と左側からのフアン川の合流地点です。
対岸はラオスですが、ラオス側のこの辺りには何もなく、道路も舗装されていませんでした。
スカイウォークからラオス側を見学した後は、ピーターコーン祭りのお化けたちと記念撮影です。
ご参考まで、タイ国政府観光庁公式ホームページへのリンクは、こちらから。
タイの富士山(プーパーポ:Phu Pa Pho)
今回最後の目的地、タイ富士、ルーイ富士の見学です。
タイの観光地によくあるパターンで、駐車場からソンテウや電動カートに乗り換えて目的地に向かいます。
ただ、今回はソンテウでも電動カートでもなく、トラクター(耕運機?)を改造した乗り物で行きます(冷汗)
舗装路ではありませんが、一般車でも十分乗り入れ可能の様ですが、そこは観光地です。
観光収入がかかっています。
これが実際に私たちが乗った改造トラクターです。
ポン、ポン、ポンというエンジンの音を聞くと、「がんばれー」と応援したくなります。
ジャーン!
これがタイの富士山 プーパーポ です。
そうでしょう、本家富士山に似ていると思いますか?
これは駐車場のポスターです。
縦横の比率を調整してあるみたいです😅
改造トラクターとタイの富士山です。
トラクターはKubota製の様です。(たぶん)
タイの観光地おなじみのブランコがここにもあります。
なんとタイ富士の左には、富士五湖もあります!
アップで撮影しましたが、富士山と呼ぶには、ちょっと無理がある様な・・・
遠くから見ると、綺麗な山だと思います。
ススキ?を入れて、箱根から富士山を撮影した気分で・・・
反対側の山と民家もいい雰囲気です。
富士山のビュースポットは4か所あって、3番目までは先述の改造トラクターに乗って行けます。
4番目のビューポイントまでは、徒歩で向かいます。
こんな坂道を200m登ります。
やっとタイ富士が見える山の頂上に到着しました。
道は整備されていますが、結構ハードです。
タオルを忘れずに持参してください。
展望台がありました。
私たち以外の観光客は、もう1組しかいませんでした。
富士五湖をアップで撮影しましたが、湖は1つしか無いようです。
ビューポイントから降りてきて、タイ富士の周りを回って帰ることにしました。
タイ富士がよく見えるカフェの駐車場から最後の1枚です。
頂上部は隆起してできた様です。
撮影したカフェの名前は、もちろん「 Fuji Coffee 」です。
残念ながら廃業してしまった様です。
おわりに
今回の観光旅行は、チョンブリー県シラチャから乗用車で10時間強かけてルーイ県に行きました。
最初は2泊3日の予定でしたが、1泊2日に切り替え、帰りは夜の走行で車も少なく、9時間弱でシラチャに戻りました。
バンコクやシラチャでは見れない形のトゥクトゥクやトラクター、山の景色、メコン川が見れて楽しい旅行になりました。
国境の街で、いつもと違う雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?
長時間運転してくれたタイスタッフに、心から感謝します。
いつものように、タイ政府観光庁公式ホームページへリンクは、こちらから。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。