こんにちは、傳兵衛です。
ルーイ県は「タイで最も涼しい地」と言われているタイ東北部の県です。
そのルーイ県の更に北部、ラオスとメコン川を挟んだ国境の街チェンカーンという小さいな町に行って来ました。
目的は、メコン川クルーズとプートックから見ることが出来る雲海の撮影です。
1泊2日の旅でしたが、それ以外にもタイ富士、ルーイ富士と呼ばれているタイの富士山も見てきました。
目次
はじめに
わたしの住むチョンブリー県シラチャからルーイ県チェンカーンまでは、自動車で10時間の強行軍でした。
朝6時前にシラチャを出て、チェンカーンのホステルにチェックインしたのは午後4時少し前でした。
これ位の距離を移動すると、景色の街並みもシラチャとは随分異なり、とても興味深い旅行になりました。
メコン川の夕陽と、何羽もの白い鳥が巣に帰る(たぶん)のを見れたことも印象的でした。
また、幸いプートックの雲海が見れたことは、とてもラッキーでした。
乾季のこの時期に見れるそうですが、必ず見れるわけではなく、事実私たちが見に行った前日は見れなかったそうです。
タイ東北部に行くチャンスは少ないと思いますが、機会があれば是非訪れることをお勧めします。
チェンカーン(Chiang Khan)
この写真は、ラオスとの国境の街、チェンカーン です。
メコン川を挟んで、対岸はラオスです。
チェンカーンから直接ラオスに渡れる橋などは無いようですが、夜はラオス側から音楽が聞こえてくる近さです。
チェンカーンの街の地図です。
上から、メコン川、遊歩道、ウォーキングストリート(一方通行)、自動車道路です。
宿泊施設は、遊歩道とウォーキングストリートの間にあります。
宿泊施設
これが今回宿泊したホステル プーチェンカーンです。
4名1部屋3900バーツの部屋に、3名で1泊しました。(1名体調不良のため不参加)
中国出身者が多いのでしょうか、宿泊したホステルの対面には、「電影博物館」がありました。
部屋のベランダに出ると、目の前はメコン川です。
多くのホテル、ホステルは、メコン川沿いに建っています。
対岸のラオス側は、民家らしきものが見えますが、数は多くありません。
これは荷物運搬用三輪バイクです。
シラチャでは、まず見かけません。
建物もシラチャとは、随分趣の異なるものが多いです。
ローカル寺院(Wat Sri Khun Muang)
サンセットクルーズにはまだ少し早いので、近くの寺院を訪ねました。
入口の鐘と銅鑼(どら)の前に置かれているのは賽銭箱ですが、ルーイ県といえばあの有名な「ピー・ター・コーン祭り」のお面をまねたものです。
お寺の本堂です。
本堂入口です。
もちろん仏教寺院ですが、クリスマスを連想させます。
ご本尊さまに旅の安全をお願いしました。
歴史を感じる狛犬?だったので、1枚撮らせてもらいました。
以前から気になっていた、「髪を絞る女性像」です。
これはシラチャのアパートの近くのお店の前に置かれている像です。
これを機に、ネットを使って調べてみました。
名前は プラ・メートラニー(พระแม่ธรณี)という大地の女神さまだそうです。
メー・プラトラニーともいいます。
プラは神様につける敬称、メーは女性につける敬称です。
悟りを開く為に菩提樹下で瞑想をしていた。
釈迦を襲った煩悩の魔物マーラ軍を、釈迦が前世に積んだ徳を水にし髪から絞り洪水を起こして退治した。
こうした故事から、タイ仏教で厚く信仰されている女神さまだそうです。
だから街中でもあちこちで見かけるんですね。
ちょっぴり艶めかしく、気になって調べましたが、わたしは煩悩の塊ですね。
メコン川サンセットクルーズ
夕日が傾き、いよいよサンセットクルーズの時です。
しかし、大きな船は10人以上でないと出港しないとのこと。
4人でも船を出してくれる船屋を探して歩いていると、面白いものを見つけました。
観光地によくあるブランコ(なぜかは不明)ですが、ここのは、独身者用(写真左側)、既婚者用(写真右側)に分かれているそうです。
表示は上り、下りの意味だそうですが、理由はやはり不明です。
パパイヤがたくさんなっています。
バナナの実の段数も凄いです。
我が社のバナナはせいぜい3段がいいところです。
ピー・ター・コーン祭りのお面がさりげなく置いてあります。
魔除けになっているのでしょうか?勉強不足ですみません。
でも気になる模様ですね。
これは荷物ではなく人を運ぶトゥクトゥクだと思いますが、バンコクやシラチャのトゥクトゥクとは形が違います。
さすが観光地、あちこちにお化けの像があります。
もうこの辺にしておきます。
いよいよサンセットクルーズに出発です。
船頭をいれて4名で満員になる小さい船ですが、川面ギリギリで気持ちいい風を感じて進みます。
綺麗な夕焼けがメコン川をつつみます。
岸辺ではギターを弾いている人がいます。
宿泊施設に泊まるだけでなく、テントを張ってキャンプも出来る様です。
夕日に追いつきました。
東南アジアの大きな太陽が魅力的です。
ウォーキングストリート
夕日はメコン川奥の山に隠れてしまいました。
この後は、ウォーキングストリートで開催される夜市を冷やかしに行きます。
少しずつ人出も多くなってきました。
古いポストだそうです。
今も現役で、日に2回回収があるそうです。
左はメコン川で採れたカニでしょうか?
右は何かのサナギの様です😅
ラオス国境の街です。ラオスのビールを飲むことが出来ます。
夜も更けてきました。
タイ側は静かになってきましたが、ラオス側はなにかイベントがあるのか、大音量で音楽が流れていました。
朝のタンブン
朝6時からお坊さんにタンブンするとのことです。
これが宿泊施設で用意してくれた、タンブンセットです。
6時を過ぎても、お坊さんはみえません。
しばらくするとお坊さんが現れました。
私たちも、隣の人のやり方を見て、真似をして無事タンブンが完了しました。
最後にお経も読んでもらいました。
こちらは隣の宿泊施設です。
白い着物を着た人は、尼さんです。
タンブンの後は、雲海を見に行きます。
メコン川に霧が出ています。期待できそうです。
プートックの雲海
霧は街にかかっていて、車はみなノロノロ運転でした。
日の出の時間を調べ、余裕を持って行動されることをお勧めします。
観光地の入場料です。タイ人と外国人の区別なく40バーツでした。
タイの観光地でよくあるシステムです。ソンテウに乗って頂上を目指します。
タイ人の服装を見ると大げさと感じるかも知れません。
わたしは半袖ポロシャツ1枚でしたが、荷台に乗ってソンテウが走ると風がまともに当たり、肌寒く感じました。
上着を持って行くことをお勧めします。
頂上に着く前に日の出が始まりました。
少し遅刻です。
これが山の頂上からみた雲海と朝日です。
とても綺麗でした。
頂上にはお坊さんたちの一行がいました。
中には首からカメラを下げているお坊さんもいて、どうやら観光の様です。
山の頂上には、とても多くの観光客がいます。
帰りのソンテウは、順番待ちで結構時間がかかりました。
同じ様な写真を何枚も撮りました。
それだけ綺麗な景色でした。
ふもとのお土産屋さん街に着きました。
お土産にこれを買うことにしました。
ネットによれば、イサーン地方のお酒で、ラオウ(เหล้าอุ)とか、ラオハイ(เหล้าไห)と言われるお酒の「もと」です。
壺の中には脱穀前のお米が入っていて、この壺にビールや炭酸水を注ぎ、15~20分寝かせた後、付属の竹ストローでそれを飲む、と言うちょっと危険な飲み物です。
出来たお酒はサートー(สาโท)と呼ばれ、蒸留工程を経ていないタイプの酒類。蒸留すると白ワインになります、とタイ語版ウィキペディアに記述があります。
一番小さいのを7名で回し飲んだので、ほんの1口しか飲みませんでしたが、マッコリの様だ、という意見もあり、またチャンスがあったらじっくり飲んでみたいものです。
おわりに
夕焼け、朝焼け、夕日、朝日を楽しむには、正確な日の出時刻、日の入り時刻を調べておくことが大切です。
そして、余裕を持って行動することをお勧めします。
今回は人も車も混んでいなかったので、メコン川に光る夕陽とプートックの雲海と朝日が無事見れてラッキーでした。
ちらも綺麗で感動的でした。バンコクやシラチャから距離はありますが、ぜひ計画を立てて行かれてみてはいかがでしょうか?
時期は乾季の時、ということもお忘れなく。
いつものように、タイ政府観光庁公式ホームページへリンクは、こちらから。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。