こんにちは、傳兵衛です。
今回は、タイの観光ガイドブックで必ず紹介されている、ピンクの巨大象、ガネーシャ像で有名な ワット・サマーン・ラッタナーラームと、昼間でもコウモリが境内の木々にぶら下がる ワット ・ポー・バンクラー を紹介します。
コロナ禍ではありますが、シラチャ があるチョンブリー県の隣の県なので、ミニバンをレンタルして、行って来ました。
目次
はじめに
実は日本から出張者が来ていましたが、コロナ禍でどこにも行けず、帰国が1週間後に迫って来たので、全員ワクチン接種も完了したこともあり、有名だけど田舎のこの寺院を選んで、観光に行って来ました。
まず1つ目の寺院、ワット・サマーン・ラッタナーラームにあるピンクの象は、ガネーシャと呼ばれ、ヒンドゥー教の神様だそうです。
タイのガイドブックには必ず出ている、と言ってもいいほど良く見かける像です。
2つ目の寺院、ワット・ポー・バンクラー(バンコクの有名な寺院とは関係ないと思います)は、境内の木々にコウモリがぶら下がって鳴いている不思議な寺院です。
いつもの様に、タイ国政府観光庁の公式ホームページで、チャチューンサオ県の情報が得られます。リンクはこちら。
ワット・サマーン・ラッタナーラーム
まず驚いたのは、ここは寺院と言うより、商業施設かテーマパークの様なところだと言うことです。
また、ヒンドゥー教の神様や、中華寺院もあり、色々な宗教が混じりあっています。
ピンクのガネーシャ像に行くまでの様子を紹介しましょう。
タイでよくある、お賽銭を投げて、先の器に入れば願いが叶う、例のやつです。
日本の神社仏閣の参道と同じで、オモチャや食べ物を売っています。
有名なお坊さんの蝋人形でしょう。最初、本物のお坊さん(特に真ん中)かと思いました。
奥のハスの花に渡る橋のたもとには、こんなものが・・・こちらも有名です。
街中ではあまり見かけませんが、この様なものもあります。
日本の観光地の人力車と同じかな?
ガネーシャプラーンサワーエイスク
これがピンクのガネーシャの正式名称の様です。
備え付けの説明文があります。説明文は、タイ語、中国語、日本語、英語があります。
しかし、ガネーシャプラーンサワーエイスクの日本語の説明文は、後述のチオメーグアンイムと同じものが入っています。
そこで、我が社の通訳女史の力を借りて、タイ語の説明文を日本語に翻訳してもらいました。
プラ・ピ・カネート・パーンノーンサウェーイスック像(通称ピンクガネーシャ像)は、美しいピンク色の体で、半分座りながら横向きに寝る姿勢をしています。右手に蓮の花を持ち、左手には壊れた牙を持っています。台座の周囲では32種類の様々な姿勢も表されています。
このピンクガネーシャ像の姿勢は、満ち足りた食、金銭に困らず幸せで快適な人生、幸運、幸福、完全な豊かさ、苦痛や悲しみがない状態を意味します。
このピンクのガネーシャにお願いをすると、3倍速で願いが叶うそうですが、その願いは、手前の白いネズミに取りついで貰わなければなりません。
ムシカネズミ
ムシカネズミは、ピンクガネーシャの忠実な召使いとされています。ムシカネズミの耳に願いをささやくと、ピンクガネーシャにその願いを伝えてくれて、願い事が叶うと言われています。願い事をささやく時は、ささやいていない側の耳を手でしっかりと塞ぎます。これは、願い事が外に漏れない様にするためです。また、ネズミの近くにある箱にはお布施としてお金をいれます。
願い事を白いネズミの耳元でお願いするのですが・・・
願い事が反対側の耳から出ていかない様に耳を押さえるそうです。
ガイドブックには、例の誕生日の曜日の色のネズミに願い事をする、と書いてありますが、正面の2体が別格の様です。
こんな像もありました。千手象でしょうか?
こちらは、ミャンマースタイルの寺院らしいです。
その下には、仙人の様な人が。(詳細は不明です)
その横には、子どもの神様でしょうか、オモチャがいっぱい供えられています。
チオメーグアンイム
これは、チオメーグアンイムという観音様です。チオメーグアンイムは、幸運や子どもの誕生を司る神様です。そのため、子ども(特に息子)を授かりたい人などが参拝をしに来ます。また、この神様を敬うと仕事運や金運にもご利益があるとされています。ワットサマーンのチオメーグアンイムの観音像は、タイで1番大きいとも言われています。
観音様は、中華寺院の右奥に顔だけ写っています。(実際は大きな立像です)
中華寺院の特徴の龍があちこちにあります。
もちろん大きなドラもあります。
中華寺院の裏側には、タイでも人気のこの人もいました。
タオマハープロム
タオマハープロムはヒンドゥー教の神様です。この神様を敬うと、仕事運が上がると信じられています。
これも巨大な像です。
仏教の観音様と、ヒンドゥー教の神様が並んでいます。
ルアンポーソートーン
ルアン・ポー・ソートーンは、タイで最も崇拝されている仏像の1つだそうです。
この寺院の一番奥には、その仏像がありました。
この像は、世界最大の白いヒスイで造られた像だそうです。
誰もいないので、ゆっくりお参り出来ました。
その他の観光
寺院の前を流れるバンパコン川のクルーズ?もあります。確か30バーツ前後だったと思います。(要確認)
トイレチェックです。利用料は7バーツですが、誰もおらず、払っている人はいない様です。
綺麗ですが、男性用は見つかりませんでした。
寺院を出て、駐車場に向かう途中に象さんがいます。
前を通る人に餌をねだります。
餌は、もちろんそこで売っています。
記念撮影も出来ます。
この鼻を曲げるポーズがおきまりのポーズらしいです。(モデルはタイ人同僚の奥さんです)
ワット・ポー・バンクラー
次の寺院です。ピンクのガネーシャ像から、車で25分程度だったと思います。
バンコクにある、あの有名な寺院と同じ名前ですが、タイ人同僚によれば、ワット・ポーはあちこちにあるとか。
ワット・サマーン・ラッタナーラーム(ピンクのガネーシャ像)の近くのお寺ですが、見るものはコウモリしかないので、興味がなければ行かなくてもOKです。
昼間なのに頭上に多数のコウモリがぶら下がっています。結構大きいです。
この寺院に自然に住み着いたのかもしれませんが、寺院側も結構意識している様子です。
可愛いだけじゃなくて、こんな怖い像もあります。
タイ語の石碑がありました。
タイ語で意味不明なので、会社の優秀な通訳女史に日本語に翻訳してもらいました。
「オオコウモリ」(学名Pteropus vampyrus)という名前のワットポーコウモリは、世界最大のコウモリです。 キツネによく似た姿で、小さな鼻と耳、大きな目、赤褐色の体毛、翼は薄い黒色の膜が指の間でつながっています。枝を掴むための鋭い尖った爪を持っています。鳥のように空を飛べます。成長すると体重は約400グラム、翼の全幅は約6フィートになり、一度に1匹の赤ちゃんを出産します。母乳によって子供を育てます。
日中、頭を下にして木の枝にぶら下がって寝ます。夕暮れ時に出かけて食事をして、夜明けに戻ってきます。好きな食べ物は菩提樹の実や若葉、ガジュマル、タマリンド、カポック、グアバなどです。これらを噛んで、水分だけ飲み込みます。そして食べカスを吐き出し、液体状の排泄物をします。
これらのコウモリはこの寺院と密接に関係しています。どのくらい前からこの寺院に住み着いているのか誰も知りません。 仏暦2500年(西暦1957年)に、寺院がルークニミット(金色の聖なる球体)を埋葬するという儀式を9日9晩行ったという驚くべき話があります。すると、これらのコウモリはこの儀式を行うためにタンブンを行った人々に一切危害を与えることなく他の場所に移って行きました。
仏暦2509年(西暦1966年)、この寺院の寺院長であるSutalongkot氏が亡くなりました。すると、これらのコウモリの内の一部が地面に落ちて死んでしまいました。そして、それ以外のコウモリの大部分も数日間餌を探しに行くことをやめて、じっと動かなくなりました。この現象は見物人にとって大きな驚きを与えました。
本当にたくさんのコウモリがいます。
木の下には、綺麗なニワトリが・・・
綺麗な洋服がたくさん架かった建物がありました。
タイのあちこちにある例のやつです。
中に入ると、やはり女性の神様?の像が・・・ピーかどうかは分かりません。
タクシン大王という王様だそうです。
入口近くに座っておられます。
ワット ポー バンクラー. (วัดโพธิ์บางคล้า) の紹介でした。
おわりに
コロナ禍で、タイ国内の観光も我慢してきました。
タイ開国で、出張者が訪タイしてきたので、出張者へのお礼と自分の為にも、近場で有名な寺院を訪れました。
外国人には会いませんでしたが、タイ人観光客は多く、やはり感染防止の心得とその実行が必要だな、と思いました。
バンコクからも、シラチャからも車で1時間半程度で行けます。朝出て、午前中に観光して、お昼を食べて、早めに帰宅する、というノンビリ観光がいいと思いました。
この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。