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【タイの行事】ロイクラトン|シラチャではコロナ禍前のにぎわい祭り

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こんにちは、傳兵衛です。

ロイクラトン祭りは、タイのお正月、ソンクラーンに並ぶ、とても大切なお祭りです。

ソンクラーンが別名、水かけ祭りと言われ、騒がしい(本当は違うそうです)お祭りというイメージが強いですが、ロイクラトンは川の女神に感謝の気持ちを伝えるために、クラトンと言われるバナナの葉や花で飾った灯篭を川に流すお祭りです。

地方によって少し差はあるそうですが、家族やカップル、友人と一緒に楽しめるお祭りだそうです。

この2年間はコロナ自粛で人出も少ない地味なお祭りでしたが、今年は3年ぶりにコロナ規制もなく、コロナ禍前のにぎわいを取り戻したお祭りになりました。

今回は、タイ シラチャ コーロイのロイクラトン祭りの様子をレポートします。

 

タイ シラチャ ロイクラトン祭り

 

 

はじめに

まず注意することは、コーロイまでの交通手段です。

シラチャ在住の方は、コーロイまで歩いて行ける距離にお住まいの方が多いと思いますが、わたしは歩いて行くにはちょっとシンドイ距離に住んでいます。

最初、タイスタッフの車で行こうとしましたが、別のスタッフから『車は止めた方がいい!』とのアドバイスをもらいました。

理由は、駐車場が実質ないので、路上駐車スペースを探すノロノロ車で大渋滞が起きている、とのことでした。

勧められたのは、起動性の高いトゥクトゥクです。

結果は、大正解でした。

車で行ったら、いつコーロイに渡れたか分かりません。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り

 

時計台の針は7時を指していますが、道路は大渋滞です。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り

 

参考までに、コーロイはロイ島のことで、神奈川県にある江の島の様に橋でつながった島のことです。

島の中にはお寺があるので、その辺りは静かですが、今年は島に渡る橋の両側は、色々な夜店がたくさん出ていました。

前回行った2020年のロイクラトン祭りとは、全く異次元の世界でした。

 

コーロイを紹介したタイ政府観光庁の公式ホームページへのリンクは、こちらから

 

 

夜店は大活況

これが、コーロイに渡る橋です。

両側に食べ物店だけでなく、衣料品店なども出店しており、人出もかなりの数です。

韓国のハロウィーンでの事故が頭をよぎりました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り

 

まず入口なあったのは、ウズラを大量に焼いている屋台です。

スコータイ名物だそうです。

「日本人はウズラを食べるか?」とタイスタッフが聞いてきたので、「タマゴは食べるが、親は食べない。」と答えておきました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り

 

こちらも、日本のお祭りの夜店では絶対見ない、昆虫食の屋台です。

タイでは、常設マーケットでもよく売っています。

多くの人が購入していました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り

 

今回は、わたしは遠慮しました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り

 

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 昆虫食

 

これは、以前「タイのサラメシ」でも紹介した、米粉麺焼きそばです。

右の赤いのが、イェンターフォー เย็นตาโฟ ( 豆腐を紅麹で発酵させた紅腐乳 )につけてあるから赤いそうです。
他にも、パッドミーカテイ ผัดหมี่กะทิ とか、パッドミースィーショムプゥー ผัดหมี่สีชมพู と言う、と会社の通訳女史が教えてくれました。

真ん中は、茶色い色したパッドミーボーラーン ผัดหมี่โบราณです。ボーラーンは「昔ながらの」みたいな意味だそうです。
茶色でも日本のソース焼きそばをイメージして食べると、そのギャップの大きさに驚きます。

左側は、黄色い小麦粉麺の焼きそばで、パッドミールアン ผัดหมี่เหลือง。ルアンは黄色(正確にはスィールアン)です。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 出店 夜店

 

伝統的なクラトン(灯籠)とは別に、ウレタン?で作ったこんなクラトンも売られていました。

子供向けかと思いますが、よく見るとビール瓶のクラトンもあります。

わたしが見た時は、お客さんはゼロでした。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 出店 夜店

 

日本では、お祭りの夜店としてはほとんど見なくなった「お化け屋敷」です。

お客さんが入らないのか、お化けが外に出て、客引きをしていました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 出店 夜店

 

有名なお化けか分かりませんが、ずいぶん西洋化されている感じがします。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 出店 夜店

 

移動遊園地も来ています。

角度をつけてグルグル回るあの遊戯施設です。

小さい子供は、残念ながら乗れません。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 出店 夜店 移動遊園地

 

小さな観覧車もあります。

こちらは、小さい子供もOKの様で、乗車待ちの列が出来ていました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 出店 夜店 移動遊園地

 

これも日本では見かけませんが、タイでは人気の遊びです。

白い石膏に、絵具で色を付けていく遊びです。出来上がったら家に持ち帰ります。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 出店 夜店

 

こちらは、日本のお祭りでも見かける射的です。

中学生位の男の子が盛り上がっていました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 出店 夜店

 

これが、最初に紹介したウズラの丸焼きです。

白いのは、白ゴマです。

ビールのつまみにしましたが、ガイヤーン(タイ風焼き鳥)の様ですが、あまり食べるところがありません。

次に買うことはないでしょう。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 出店 夜店

 

 

この日は皆既月食

タイ旧暦12月(現在の10月または11月)の満月の夜に開催されるロイクラトン祭りですが、2022年は11月8日(火)でした。

この日は、皆既月食とかさなって、日本では、皆既日食の観察があちこちで行われたそうですね。

タイでは、空を見上げるより地上の夜店に目が行き、月食を見るのを忘れてしまいました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 満月 皆既月食

 

会社のタイスタッフの20代女性は、若いのに月食は縁起が悪いと信じていて、折角のロイクラトン祭りでしたが、夜は家から出なかったそうです。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 満月 皆既月食

 

お月様も満月に戻り、お祭りはまだまだ続きます。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り 満月 皆既月食

 

 

クラトン(灯篭)

コーロイから橋の左側(サミティヴェート病院 シラチャ方向)を見ましたが、クラトンは見あたりません。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り クラトン 灯篭

 

コーロイから橋の右側(レムチャバン港方向)を見ると、海面に何かが浮いています。

クラトンかどうかは暗くで分かりませんでした。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り クラトン 灯篭

 

しかし、島から見て橋のたもと右側が砂浜の様になっており、多くの人がここからクラトンを海に流していました。

わたし達はここの存在を知りませんでした。

コーロイの大部分は、波けしの石やブロックが置かれていて、足もとが悪く、ヒヤヒヤしながらクラトンを海に流しました。

小さなお子さんがいる方でしたら、ちょっと分かりにくですが、ワット・コーロイを目指すのではなく、橋を渡ったら左側へ進み、ここを目指すことをお勧めします。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り クラトン 灯篭

 

足元に数多くのクラトンがあるようです。

波の影響でしょうか、砂浜に打ち上げられてしまう様です。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り クラトン 灯篭

 

今回わたしが購入したクラトン(灯篭)です。

日本の灯篭とは随分違いますが、すべて生花とバナナの葉で出来ています。

コーロイへの橋を渡りきってしまうと、クラトンを売っている店が少なくなり、種類も減ります。

橋を渡りきる前に買っておくことをお勧めします。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り クラトン 灯篭

 

ロウソクと線香に火をつけました。

そして、クラトンにコイン(お賽銭)をのせます。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り クラトン 灯篭

 

わたしはクラトンを海に浮かべてからお祈りしましたが、タイスタッフまずクラトンを頭の高さに持ち上げ、お祈りしてから海に浮かべていました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り クラトン 灯篭

 

 

会社のイベント

会社では、毎年ロイクラトン祭りに合わせ、色々なイベントを行っています。

手作りのクラトンコンテストも実施しましたが、会社が支給した材料以外にも材料を用意するなど、だんだんエスカレートしてきたので、今年はロイクラトンをイメージしたパネルを職場対抗で作成することにしました。

このブログ記事のアイキャッチ画像は、全従業員の投票で4位の作品です。

前出のパネルが3位、そして、このパネルが準優勝になりました。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り

 

みごと優勝したのは、このパネルです。

タイ シラチャ ロイクラトン祭り クラトン 灯篭

 

 

おわりに

本来は、川の女神 プラ・メー・コンカー に感謝の気持ちを捧げるお祭りですが、シラチャのメイン会場コーロイでは海にクラトン(灯篭)を流します。

シラチャ市内のお寺のなかには、境内の池にクラトンを浮かべるところもあり、そちらの方が静かで、雰囲気がいいかも知れません。

また、海では、ロウソクの火はすぐに消えてしまいますが、以前見たお寺の池では、長い間ロウソクに火が燈り、とても綺麗でした。

その時の様子は、下記の「関連ブログ」をぜひご覧ください。

 

ロイクラトン祭りに関するタイ政府観光庁公式ホームページへのリンクは、こちらから

 

この情報がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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