こんにちは、傳兵衛です。
今回は、ベリカードをゲットするために作成する受信報告書の書き方を、詳しく説明していきます。
尚、BCLの魅力やベリカードについては、関連ブログをご覧ください。
目次
受信報告書の概要
受信報告書は、放送局毎に決まった様式はありません。(一部の放送局を除きます)
しかし、受信報告書は「技術レポート」ですから、放送局に報告する最低限の項目は決まっています。
また、受信報告書の言語は、放送と同じ言語を使用します。日本語放送なら、日本語の受信報告書でOKです。
受信報告書のイメージです。
・受信環境(放送局名、周波数、受信年月日・時間、受信場所、受信機、アンテナ)
・受信内容(時刻、受信状態、放送内容)
・番組への感想・その他
・報告者の情報(氏名、E-mailアドレス、住所)
受信環境
・放送局名:放送の開始と終了時にアナウスされることが多いです
世界中の放送局の局名アナウスを集めたHP(外部リンク)があります。
・受信周波数:これも局名アナウスと同時にアナウスされます
むかしから、BCLのバイブルと言われる本が、毎年発行されています。
全世界の放送局の情報が網羅されています。
World Radio TV Handbook (洋書ですが日本語付録付きもあります)
放送局のHPで放送番組が聞けます。局名アナウスや周波数が確認できます。
・受信年月日・時間:放送を受信した日時です。
注意点は、時差を考慮します。
受信の開始時刻と終了時刻を記入しますが、通常は日本時間ではなく、UTC(協定世界時間)を使います。(日付にも注意)
むかしはGMT(グリニッジ標準時間)を使っていました。詳しい説明は割愛しますが、日本国内の放送局には、JST(日本標準時間)でOKです。
時差(JST→UTC)を計算してくれるHP(外部リンク)があります。
・受信場所:経度・緯度で、という人もいますが、都道府県、市町村名でOKです。
・使用受信機:記載のない書式もありますが、メーカー名と型式番号を記入します。
・アンテナ:使用したアンテナを記入します。
短波の場合は「付属ロッドアンテナ」、中波の場合は「内臓バーアンテナ」。
外付けのアンテナを使用したら、「長さ10mワイヤー線」などと記入します。
受信内容
・受信時刻:番組の開始時刻を記入します。(注意点は上記受信時間と同じ)
・受信状態:SINPOコードというコードを使います。
信号強度(S)、混信(I)、雑音(N)、伝播障害(P)、総合評価(O)を5段階で評価します。
詳しくは、ネットで調べて頂きたいのですが、耳で聞いた体感表現で、個人差があります。あまり真剣に考えなくていいと思います。(悪:1←3→5:良)
・放送内容:番組名だけでもいいかも知れませんが、その内容を書き加えると、正にその日の番組を聞いたという証になります。
あと一息です。
番組への感想・その他
受信報告書は「技術レポート」ですから、番組への感想・その他は簡素なものでOKです。
番組への詳しいコメントを出すときは、別途番組制作担当者宛として、別紙を同封してもいいでしょう。その際は、必要であれば、年齢、職業、性別を記載します。
報告者の情報
いよいよ締めくくりです。
「本報告が貴局の放送内容と相違なければ、お手数ながら受信確認証の発行をお願いいたします。」
という一文に加え、報告者の氏名、住所、E-mailアドレスを記入します。
最後に、署名をして受信報告書は完成です。
国際返信切手券
最近は受信報告書をE-mailや専用フォームで送信するケースもある様です。
しかし、今回は懐古趣味からスタートしているので、むかしの様に航空便として封書で送ります。
その際、大人のエチケットとして、「国際返信切手券」を同封しましょう。
放送局のなかには「不要です」と明示していたり、同封しても送り返されるケースもある様です。その際は、ありがたく遠慮させて頂きましょう。
参考までに「国際返信切手券」のHP(外部リンク)です。
受信報告書テンプレートのダウンロード
受信報告書の日本語版/英語版をそれぞれExcel形式/Word形式で作成しました。
私はExcelもWordも得意ではないので、皆さん各自でお気に入りの形に修正してください。
受信報告書(日本語)Excel版
受信報告書(英語)Excel版
受信報告書(日本語)Word版
受信報告書(英語)Word版